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ヨミガラスとフカクジラ  作者: ジャバウォック
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「コレ、アトドレクライデ、デキルノー?」





「段階を踏んで硬化処理を行っているので、研磨で微調整しつつ様子見ですね。此ばかりは急ぐと台無しになりますから」


「………ビチョーセー、デ、コーカショリ、ウン、コーカショリ」


「後でまた意味を聞きますよ、グリム」


「ナンデサ!!イージャン!!ビチョーセーハ、チョットズツ、イジルンデショ!!ワカルヨ!!」


「硬化処理の意味は、答えられますか?」


「……ホネヲ、クスリトオユデ、カタクスル」


「これは湯ではありませんよ、グリム。“薬液”という言葉も教えた筈です」


「ソーソー、ソレ、ヤカアキ」


「薬液」


「…………ヤ、ヤケーキ」


「やくえき、ですよ」


「ヤクエキ!!」


「そう、薬液です」


「ホラネ!!セイカイ!!」


「言っておきますが、硬化処理の説明は硬くするだけでは不十分です。硬化させる特殊処理に、薬液を使うんです」


「エー、カタクスルノハ、アッテルジャン!!コーカショリ、ニ、ヤケーキ!!」


「薬液だけじゃありませんよ、他にも熱処理方も耐摩耗処理も必要になりますから」


「ネッショリホー、ターマモーショリ…………」


「後でまた発音を練習しますよ」


「ゴシュジン、ショリバッカリ。アキナイノ?」


「勿論飽きませんよ。これだけのフカクジラの骨を自由に加工出来るなど、中々ありません。また上手く都合してブロウズに仕入れさせた方が良さそうですね」


「ジユー、ジャナイヨ。デイヴィッド、タノンデルンダカラ」


「何もかも自由じゃない事ぐらい分かっていますよ、ですがこれだけの量を仕入れさせたのなら様々な研究にも活用出来るでしょう。反応実験もそうですが、硬度や強度の実験にも幾つか活用出来る筈です」


「……ハンノージッケン、コードヤキョード」


「硬度と強度は別の単語ですよ、グリム。また聞きますからね」


「ゴシュジン、テーネーニツクルネ。ホネノケン、スキナノ?」


「“丁寧”。勿論フカクジラの骨を加工するのは好きですが、これは一応顧客からの注文でもありますから。ブロウズに手抜きだと思われたら次の発注に問題が出るかも知れませんし、何より私が我慢なりません」


「ネェ、ゴシュジン、ゴシュジン」


「何です?」


「ソノホネハ、“ケン”ニスルンダヨネ」


「はい。最高品質のヴァネル刀として加工しますよ。万が一にも私の装備のせいで、ブロウズの任務に問題でも出ようものなら」


「ジャア、“アッチ”ハドウスルノ?“ケン”ジャナイヨネ?アレ。タタクノ?」


「…………“あれ”は関係ありません。個人的な物です。研究の一環で製造した装備ですので、ブロウズには関係ありません」


「エー、オシエテヨー!“アレ”、ナンニツカウノ?ゼッタイ、デイヴィッドニアゲルンデショ?」


「関係ありません。私が個人的に研究と実験で製造して今後の装備製造に生かすだけです」


「フーン、ジャアイッカ。デモ、ナンカヨカッタ」


「良かった?何がですか?」





「ゴシュジン、サイキンタノシソウ」

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