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転生前の僕がひ弱過ぎなので女神に呼び出しを喰らいました。

転生前の僕、瀬川祐一がまた死んだ。

今度は飛び降り自殺との事……


アルルがまた僕を呼び出した。

「また瀬川様が死にました。なんとかして下さい!」

この世界の秩序を守ると言いはる女神様は涙声で僕に言ってきた。


「え、またですか……? 彼は一度救ったじゃないですか」


正直今の僕には瀬川を救う必要はない。


転生前の僕、「瀬川祐一」はブラック企業に勤めて3年彼女無し腰痛持ちの冴えない男だった。道路に飛び出した女の子を暴走トラックから守るため、轢かれて死んでしまいこ、の謎の白い空間で気がついた。そして出会ったのアルルだ。ア


「だって私言いましたよね! 瀬川様は将来的に偉大な開発をするんです。今後の世界の常識さえ変えてしまうすごい開発です。その前に死んでしまうなんて……わたし……おこられ……うぅ。」


「まぁまぁ、泣かないでください。そもそもその開発って何ですか」


「・・・ません。」


「ん?」


「それは……言えません。彼が発明を終えるまでは」


なんということだろう。じゃあ瀬川祐一の開発が終わるまで、彼が死んだら僕はこの白い部屋に呼び出されてしまうと言うわけだ。


「よし、わかった!」


「実は、詳しい内容は世界秩序規定で……って、理解早いですね。」


「だってそれが異世界転生あるあるだからね。そこらへんの設定面倒臭い所は異世界勇者ユウトでもおんなじだったし。」


「異世界あるある……ですか。現代転生ですけどね」


アルルはすこし笑っているのを手で隠しているようだった

彼女は18歳から20歳くらいの見かけで身長は160cm無いくらい、白い肌に赤い髪はとても美しい。まさしく異世界勇者ユウトででてきた女神様そっくりだ。ただ何というかちょっと異世界勇者ユウトの女神様と違うのは、向こうは異世界に転生させた有能女神に対して、こちらは同じ現代世界に転生させる残念女神という事だ。


アルル「まあ、あなたに救っていただく世界などありませんからね。なので瀬川様をなんとかして下さい!!」



彼女曰く異世界転生もいろいろ倍率があるらしく、僕は同じ世界に別の人間として転生した。塚本春樹、それが僕の新しい名前と身体だ。

現在25歳で腰痛も無し!  視界良好メガネなし!バリッと髪を立たせていかにも、仕事できるマンのような見た目!


「なんとかして下さいって……なんてあいまいな、でもアルルのおかげで転生して異世界勇者ユウトの最終回も見れたし今の仕事は凄く楽しいよ。ありがとう。」


「きゃ! ありがとうなんて……嬉しい。」

喜怒哀楽の激しい女神だ。顔が膨らんだりシュッとなったり・・・。


「それにしても前の僕はあのブラック企業でよく耐えてたものだ。今の生活と全然違う。


「そうですね。なんというか今のあなたは生き生きしています。それにかっこいいです。」


ーーーーーーーーー


塚本春樹と転生前の僕との生活はまったく違う。


【転生前の僕】

6:30起床

8:00出社

15:00昼食(仕事しながら)

17:00定時(残業)

23:00会社を出る

24:10帰宅

25:30就寝


家に帰って洗濯をして、飯食ってお風呂に入って、歯を磨けはそれだけで1時間は費やしてしまうのだから自由時間なんて30分あるかどうかだ。身体も疲れていてすぐ寝たい。肩も重いし目も痛い、目の下のクマもどんどん成長していた。

ただし異世界勇者ユウトがある日は1:00から始まるから、何とか眠い目を擦りながらひたすらに待てる。睡眠時間を犠牲に勝ち取ったユウトは最高だった。


【転生後塚本春樹の場合】

8:00起床

9:00出社

11:00小休憩15分

12:30昼休憩

14:00業務再開

16:00小休憩15分

19:00会社を出る

19:30帰宅・自由時間

24:00就寝


・・・なんなんだ。この違いは。

自由時間が休み時間が……多すぎる。

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