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僕の死亡フラグ回避術

信号が点滅して青から赤に変わる。

祐一は足を止めて信号を待つ。そして袋からコロッケを1つ取り出して口にほうばる。

クソォこいつ呑気にコロッケ食べやがって……

女の子は夢中でボールを空中に投げて遊んでいる。


女の子「わぁ面白い! 今度はこの木より高く投げるよーママ!!」

女の子ママ「はーい。頑張ってねー!」

保護者もそんな遊び許容するなっての!


女の子はボールを高く上げるために、ボールを地面につけて体も少ししゃがみ、ジャンプの姿勢をとる。


時間はない。①、②、③?







ーーーーーー否!!


女の子「行くよーママ! ってえええ?」


僕「うぁあああ。」ドサ


僕は女の子に見える視界で大げさに転んだのだ。

それはもう転ぶより転がるように。


「あははは! お兄ちゃんまた転んだ! ママ! お兄ちゃんがまた転んだ!!」

投げようと思ったボールを地面に落とし、指をさしてまた僕のことを笑う。

「ぎゃはははは、ダルマさんが転んだじゃなくてお兄ちゃん転んだだね。」


「い……いてててて、ははは……」


女の子ママ「こら、転んだ人を笑うんじゃないよ……あ、そろそろ帰る時間よ」


「はーい。じゃあねダルマさんみたいなおバカなお兄ちゃん!」


女の子は母親と一緒に公園を出た。



そして祐一はというと……


祐一「いやぁ……1個20円とは思えんなぁ。コロッケ最高!」


どうやら横断歩道を渡って公園のベンチに腰掛けている。




『瀬川様は生きました。瀬川様は生きました。』


mission クリア!


頭の中にアルルの声が聞こえた感じがした。




それにしても

全く能天気なやつよ。美味しそうにコロッケをかじりやがって・・・。


僕は転んだ体を再び起こして立ち上がる。


(転生前の祐一の命は守る事ができた。これでいいんだろうアルル


祐一は悠長にベンチに座ってコロッケをおいしそうに食べてるよ)



それにしても、美味しそうなコロッケだ。僕も帰りに買って帰ろう。



あ、そうだ。異世界勇者ユウトの最終回を見よう!

えっと……転生した僕の家はどこかな?

僕は自分のスマホを確認する。すると僕自身の情報が廻るように思い出される。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

塚本春樹

株式会社MTCAホワイティの社員

住所はこの公園の近くっと。

他にも交友関係や家族、どのように成長してきたのかが把握できた。


(ここら辺都合いいよね……)


さて、どうやら明日は休みみたいだ。え? 土日に休めるってマジか?


さあゆっくりゆったりと楽しむぞ!!!


そういって僕は商店街のコロッケ屋さんまで足を動かした。


そして異世界勇者ユウトの最終回を見ることができたのは言うまでもない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

時は流れ、1週間後

「はぁ……まさか異世界勇者ユウトのお父さんがラスボスだったなんてな……」

ついに僕は最終回を見ることができたのだ。ああ幸せ!


そして転生先の仕事は今までの仕事の数十倍楽しいし、ノルマもそんなきつくない。楽しいなー!

だらだらできる人生サイコー! さあて、もうやることないからテレビでもつけよーッと。




『夕方のニュース』

キャスター『次のニュースです。東京都某区の株式会社スッゴクブラックに所属していた瀬川様が自殺しました。遺言書から原因は会社の労働環境が影響している可能性が高いです。こちらをご覧くださ……』


結局死ぬんかい!!!!


転生前の自分を救ったのに何やってるん!!と壮絶なツッコミ。


キャスター『と、このように上司による強い、辞めるなが5時間以上続いたとのこと……』


「まぁあの上司はよくそういうのやるからな。まぁ転生した僕には関係ないか、チャンネル変えよッと」


(関係なくない!)

ドーン!


(うわぁ!)

急に世界が真っ白な世界に変わった。

目の前にはアルルがいた。

……とかしてください。……なんとかしてください。


というか白い部屋に僕はまた戻ってきた。


アルル「瀬川様が死んでしまいました。なんとかしてください!!!」


僕「なんとかって言われても……」


【mission2:祐一の自殺を回避せよ。】

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

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