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BREAK  作者: 望月光輝
3/3

ANOTHER:裏側

このお話は前回のお話と繋がっておりませんので飛ばして貰っても結構です。


オレは障害を排除するまで、

けど


「ゆ  と、 い とけ」

(うっせぇな

今忙しいんだよ

コイツ気にくわねぇからグチャグチャにすんだよ)

「おい!幸人ゆきひと!もうそんくらいにしとけ!」

未だに人だった物を殴り続ける少年、幸人と

彼の肩を掴んで止めさせようとする彼よりも何倍も大きい青年、ひびき

響「おい!聞いてんのか!」

響の声にやっと殴ることを止め立ち上がり人だったものに目を向ける幸人

幸(また、ヤッちまった、血気持ちわりィ)

血の匂いに顔を顰める幸人を見つめながらため息をつく響

響「今日はまた一段と酷ぇな、もう原型留めてねぇじゃねぇか」

チラリと今まで殴られていた物を見つめ「気持ちわる」と小声で呟く

響「スイッチ入ったのか」

幸「何か気付いたら殴ってた」

さっきまで態度とは打って変わりポケーっとした態度で答える

響「お前、毎回訳分かんねぇとこでスイッチ入んのな」

ピリリリ

携帯の音がなる

響「そういえば!お前携帯は!」

急に幸人に詰め寄る

幸「あっ」

「忘れてた」と答える幸人のマイペースさに項垂れる響

響「あっ、じゃねぇだろ、あっ、じゃ」

ピリリリ

幸「それ、出なくて良いの?」

響の手の中にある携帯を指差しながら言う

響「分かってるよ!」

「ったく、誰だよ」とブツブツ言いながら携帯を開け相手を確認すると

響「チッ」

幸「ワォ、盛大な舌打ち」

響「いいから、携帯探して来い」

幸「はいはい」

舌打ちしつつも一応でる

響「こちら第一班です」

「ご苦労だった、次の仕事だ」

響「はいはい、次は何すか?」

めんどくさそーに質問する

「何正義の味方が動きだしたらしい」

楽しそうな声で答える電話の相手

響「なるほど...」

「幸人と挨拶に行ってやれ」

響「挨拶は大事ですもんね」

「フフフ、よく分かっているじゃないか、あまり失礼の無いようにしろよ」

響「りょうかーい♪」

電話を切る響

幸「たいちょー、発見してきました」

響が電話をしている間に残骸になった携帯を発見してきた幸人

響「てんめぇ!まーたぶっ壊しやがって!」

幸「壊すのが本業だから、それよりもあの人何だって?」

残骸になった携帯を弄りつつ尋ねる

響「HERO様のご登場だとさ、あー、こりゃーもう直んねぇな」

幸人の手から携帯を奪い取って答える

響の答えに口元を歪ませる幸人

幸「HEROが出てくるってことは悪の組織も出ないとね」

響「そうそう、正義の味方には悪の怪人をってこと」

幸人と同じく楽しそうに答える響

響「社長からのご命令で挨拶に行って来いってさ」

懐から写真の付いた書類を出して幸人に渡す

幸「そうだね、早く会いたいね」

写真を見つめ写っている彼の名前を楽しそうに呟く

写真に写っていたのは

幸「山吹 真人くん♪」





やっちゃったとか思ってる望月です。今回のお話アナザーは望月の正義の味方ばっかりスポットライトが当たって詰まらないなぁという望月の浅ーい考えから来ております。当初の考えは幸人ことユーちゃんを裏の

真人ことマー君にして響兄ちゃんことヒー君を裏蓮くんにして本編だそうと考えていたのですが、もう番外編みたいな感じの物でよくねと思ったのでアナザーに来て貰いました(本編にも出るけど)、私的には保護者権お兄ちゃんのヒー君がお気に入りです。

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