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番外編一

告白を経たきよみ、そのきよみの家族等についての話です。


※悲しい話が入っています。ご了承ください。

番外編一


〜きよみ視点〜


━━━たけるへ告白した日の夜


きよみは、たけるへの告白が成功して付き合えることになったことが嬉しくて、ベッドの上で興奮していた。


しばらくして、きよみは起き上がって、寝室の真正面にある和室へ向かった。その部屋は三畳ほどのやや狭めの部屋だった。その部屋の奥に仏壇が置いてあり、その中には男性の写った写真が立ててあった。


...チーン....


(お父さん。今日私ね、昨日言ったようにたけるさんを誘ってサイターマーランドに行ってきたよ。そして告白したら、たけるさん、良いって言ってくれた。安心した。付き合えることになれたから。)


きよみは、心の中で写真の男性に向かってそう報告した。


きよみが心で報告した中にあるように、その男性はきよみの父であった。

悲しいことに、きよみが八歳の時に交通事故で亡くなってしまった。

今は、国から遺族年金と言うお金が支給されている。

しかし、そのお金は貯金に回され、生活はきよみの母が支えている。


━━━五年前(きよみ、十一歳)


きよみが小五のある日、ある疑問を抱えたきよみは母にこう聞いた。


「ねぇお母さん」

「なぁに?」

「なんで、いぞくねんきん?を貯めて、ぱーとしてるの?」


母は少し驚いた様子だったが、すぐに気を取り直し、説明をした。


「それはね、きよみが高校や大学に行っても、お母さんがお金を払えるようにする為なんだよ」

「へぇ...そうなんだ」


きよみは嬉しかったが、それを隠すように真顔を取り繕ってそう返した。


━━━今年二月


きよみは、そのお金を利用しまいと、近くにあるなろう高校へ奨学生として受験した。

その努力が報われたのか、なろう高校トップクラスの奨学生として合格となった。

その合格を聞いたきよみは安心し、母は驚いていた。


━━━今年四月


そしてきよみは、なろう高校へ入学となった。

きよみのトップクラスの奨学生の噂は瞬く間に広がった

...のは入学式の一日だけであった


そして、先週までゆなと平凡に近い生活を送っていた。

たけると出会うまでは。

たけると出会ってから、きよみの人生は変わった。

きよみは、たけるのことを父に話し、母にも話した。

母からの応援もあり、告白にまで至った。

そして、たけるからの承諾を得て、帰り道、手を繋いで帰った時は、心がはね回るかのような気持ちだった。

そして、きよみたちは、明日から恋人生活が始まるのであった。

夢見る少女とゲーム好き少年、番外編一更新です!

これが九話目だったら、次回で記念すべき十話目です!

ここまで更新などをしてこれたのも、夢見る少女とゲーム好き少年を読んでくださる皆様のおかげです!


これからも夢見る少女とゲーム好き少年をよろしくお願いします!

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