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ハッピーエンドのその先で  作者: ゼロ
プロローグ
1/5

01.乙女ゲームの世界なう。

ついつい、

新しいのを書いてしまいました(´ε`;)ゞ

飽きっぽい癖、直さないとですね。


『第二の人生~どうやらアニメの世界に転生したみたいです。~』

も書き始めたばかりですが、頑張りますので、この作品共々、応援よろしくお願いします!


次回からは、一人称ではなく、三人称で書いていきます!

 どうもこんにちは。

 いきなりですが、私乙女ゲームの世界に転生したみたいです。

 ばかばかしいでしょ?私もそう思います。

 でも、冗談じゃなくて、現実なんです。


‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐


 ここは『TRUE LOVE~貴方と私の恋物語~』という、乙女ゲームの世界みたいだ。

 攻略対象は、全員イケメンで、様々な辛く暗い過去を持っている。ヒロインは桜坂学園(さくらざかがくえん)に入学してきて、攻略対象たちの過去を知り、癒してあげて、恋に落ちる、という、典型的な乙女ゲームである。


 攻略対象は全員で5人。

 一人目は、桜坂学園の生徒会長の逢坂 颯真(おうさか ふうま)

 ヒロインよりひとつ上。

 大財閥の逢坂グループの一人息子で、御曹司。次期社長である。

 俺様何様颯真様!というように女は全員自分のことが好きだと思っているような性格で、公認のファンクラブまである。

 彼は幼い頃から、逢坂グループに少しでもお近づきになろうと、多くの大人に囲まれて育ったため、人との距離感がつかめないでいる。

 また、本当の友達だと思っていた人が実は親に言われて近付いただけだったことを知り、幼馴染みの桐斗とその他の攻略対象以外信じることが出来ないでいる。



 二人目は、風紀委員長の雨宮 桐斗(あまみや きりと)

 ヒロインよりひとつ上。

 生徒会長の颯真の幼馴染みで仲が良い。

 真面目で自分にも相手にも厳しい性格で、笑った顔は誰も見たことがないという。ある種の桜坂学園の七不思議のひとつでもある。

 彼には双子の兄がいて、幼い頃から常に、優秀な兄と比較され、『出来損ない』のレッテルを貼られ続けていたため、人一倍に勉強だけでなく、運動や習い事を頑張ってきた。

 テストでは毎回学年首位。

 プライドが高く、とにかく周りに認められたいと思っている。



 三人目は、生徒会書記の栗山 瑠偉(くりやま るい)

 ヒロインよりひとつ上。

 背が低くて可愛らしい顔立ちをしている。

 計算なのか天然なのか分からないが、あざとく、腹黒い。

 実は寂しがり屋で、気に入った人の前では甘えん坊気質。

 彼の家はシングルファザーで、お父さんと二人暮らしをしていた。

 幼い頃、母親が外に恋人を作って家を出ていってしまってから、父親が荒れ、瑠偉に暴力を振るうようになるが、瑠偉が父親からの暴力に耐えきれず、桜坂学園の寮に入寮。

 世の中の女全員、根底は元凶である母親のようなのだと思い、女嫌いというよりは、女を憎んでいる。



 四人目は、生徒会会計東條 慎(とうじょう しん)

 ヒロインよりひとつ上。

 髪の毛は明るい茶色に染めてて、毛先を遊ばせている。

 耳にはピアスが数個、首にはネックレスとチャラそうな見た目。

 女遊びが激しいことを除けば、意外と真面目な性格。

 女好きであるように装っているが、実は女嫌い。

 彼の家も瑠偉と同じで、シングルファザー。

 幼い頃、産みの母が亡くなり、父が再婚して出来た新しい母親に肉体関係を強要されそうになり、女嫌いになる。

 普段は女嫌いであることを隠して生活している。



 五人目は、生徒会副会長岩動 蓮(いするぎ れん)

 ヒロインよりひとつ上。

 長身で、黒髪黒目のスラリとしたモデル体型。

 常に眠そうに瞼は重そうに持ち上げており、暇さえあればどんな場所でもどんな時でも寝ることができる。

 というか、気付けば寝ている。

 彼には近所に住む幼馴染みの女の子がいる。

 その子は、何でも自分の思い通りになると思っていて、幼馴染みの彼も自分の所有物だと勘違いしている。

 その女の子のせいで、彼は女嫌いになった。


 その女の子というのが私、立花 楓(たちばな かえで)でである。

 乙女ゲームのシナリオでは、私は我が儘な、蓮もとい、蓮ちゃんの幼馴染みで、ヒロインのライバル役という設定だ。

 私が転生したことを思い出したのは幼稚園の時で、もうその頃から蓮ちゃんとは親同士の付き合いもあって、一緒に遊ぶ仲だった。


 蓮ちゃんは子供の頃からイケメンだった。

 だからこそ、攻略対象であるとピンときたわけであるが。

 私は、将来現れるであろうヒロインのライバルにはなりたくないので、距離を置くようにした。

 蓮ちゃんは何も言ってこなかったので、私の気持ちが少しは理解できたのではないだろうか、と思っている。


 そして、私がなぜここまでこの乙女ゲーム『TRUE LOVE~貴方と私の恋物語~』に詳しいのかというと、前世の私がこのゲームにドはまりしていたからである。

 なぜかは分からない。今でも不思議だ。

 まあ、そんなことはいいとして。

 私が死んだ原因はトラックに跳ねられた交通事故だが、その死ぬ日の朝までゲームの攻略に(いそ)しんでいて、ようやくその日に全キャラを攻略し終えたばかりだったのだ。

 隠れキャラもあったみたいなのだが、隠れキャラは全攻略対象を攻略した後じゃないと、攻略できないことになっている。

 私はちょうど全攻略対象を攻略した終えたので、隠れキャラも攻略できるようになっていたのに、その前に事故に遭ってしまった。

 それに、攻略コンプリートの感動が数時間で終わってしまったことも残念だ。

 残念無念、また明日!


 一応、ゲームのシナリオ上では全攻略対象のライバル役だった私なので、顔面偏差値はなかなか高いと思う。

 前世はそこそこの顔立ちだったので少し、いやかなり嬉しい。。



 そして、私は今日、桜坂学園に入学する。

 なかなか、偏差値が高い学校だったが、勉強は嫌いではなかったので、難なく合格することが出来た。

 ちなみに、蓮ちゃんも同じ学園である。

 まあ、攻略対象なんだから、当たり前か。


 ヒロインの神楽 桜(かぐら さくら)も入学してくるはずだ。

 あと、目立つのは好きじゃないので、今の格好は、だて眼鏡に、三つ編みという、地味子スタイルである。それに黒のマスクをかける。

 この調子で三年間目立たず、ひっそりと過ごすつもり。


 とにかく!桜坂学園での高校生活をひっそりと慎つつましく、楽しみたいと思います!おー!

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