表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

いじめ?

ある日、寮を出ると、ピンク頭のヒロインが木登りをしていた。

100歩譲って木登りをするのは良いとしよう…

年頃の女の子がパンツ見せて木登りするなんて、おばちゃん見てられない!

「あなた、みっともないことはやめなさい」とヒロインに声をかけた。

ヒロインが涙目になって降りてきた所に、エドワード殿下がやって来た。


「アシュリー、身分の低い者をいじめるとは見損ねたぞ」

と言い、ヒロインを学舎まで送っていった。

これってうちの子供たちが言ってたイベント?

てか、殿下の思い込みが激しすぎて痛いんですけど。

彼が王太子じゃなくて良かったよ。


授業が終わり、教室の外に出るとヒロインが廊下をバタバタと走っていた。

「あなた、廊下を走るのはやめなさい。誰かにぶつかったら危ないでしょ」と思わず注意した。

ヒロインが涙ぐんだ。

「アシュリー、これはどういうことだ。見損なったぞ」とエドワード殿下が出てきて、

ヒロインの肩を抱いて、廊下を歩いて行った。


見損なったも何も…あなた私の事を高く評価した事があるんですか?と突っ込みたい。


なぜか調理実習で下級貴族のクラスと一緒になった。

「アシュリー様、手つきが素人とは思えませんわ」と、取り巻き達が言う。

「負けたわ…貴方、どうしてこんなに手馴れているの?」と先生が呟く。

前世で鍛えた料理の腕+今世の訓練の賜物である。

家の料理長に取り入って、毎日料理をさせてもらったのだ。

淑女教育でたまったストレス解消!と言って、父の許しも得た。

表ざたになるとみっともないと噂になるので、我が家のトップシークレットである。

手早く仕上げて、ささっと盛りつける。「素晴らしいですわ」と感嘆の声が上がる。


片づけていたら、向こうできゃーっという叫び声とガチャンという音が聞こえた。

ヒロインがフライパンを落として、どうも手を火傷したらしい。

「あなた、火傷は早く冷やさなきゃ!」とヒロインの手を流水で冷やす。

ヒロインが涙ぐんでいた。


「アシュリー、人に水をかけるなんて。見損なったぞ」

とエドワード殿下が出てきて、ヒロインの肩を抱き外に…

「火傷してるんじゃ!冷やさせろ!」とヒロインを奪い返してヒロインの手を流水で冷やす。

ヒロインは涙ぐんでいる。

てか授業中!エドワード!何してるの!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ