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三日月  作者: まねきくま
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手強い相手なんですよ?

定時で会社を後にすると大急ぎで帰り母親に事情を話して何とか今度の週末を空けて貰った。


「どうせなら大輔と知美も呼ぼうか」


思いがけなく兄と姉の名前が出てきて、まさかそんなに大それた事にしようとは思いもせずに


「いや、そこまでしなくてもいいんじゃない?」


と暴走しそうな母を押し止めようとするけど


「でも、大輔も知美も祥子の結婚相手に会いたいって言ってたのよね・・・祥子がなかなか岡崎さんを家に連れてこないから大輔なんか会いに行こうかななんて言ってたのよ?まったく相変わらず過保護なんだから」


だからお姉ちゃんがこの頃ウチに入り浸りだった訳か。


じつは結婚なんかしたくないのに結婚したという実績が欲しいのもこの二人がそれとなくつついてくるからなんだけど


・・・そう、何を隠そう兄姉は少し年が離れてるからなのかシスコンというか過保護というか、とにかく世話焼きでいまだになんだかんだと口を出してくる。


私はもう小学生じゃないってのって言いたいぐらいの時もあったけど、二人ともそれぞれ優しい伴侶に恵まれてから優しく見守ってくれるってレベルに落ち着いている。


それが久しぶりに暴走しそうな予感が・・・外れてくれればいいけど、外れてくれないと面倒な事になりそう。


クワばらくわばら。


どうか穏便に物事が進んでくれればいいんだけどという私の願い空しく


折角の土曜日はこれから何かイベントでも開催されるの?とツッコミを入れたくなるほど我が家のメンツが勢ぞろいして、ただでさえ広くもない家の中がますます狭く感じる程だった。

今回はちょっと短め

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