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三日月  作者: まねきくま
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人の幸せ蜜の味?

「ちょっとぉ。誰と喋ってんのよ」


ムッとした口調に気付いた香が


「心配しなくても岡崎さんとは一緒じゃないから。そんな気になるんなら一緒にいればいいでしょ?」


ってそういうんじゃないんだけどな。まっそんな気もないけど

そう思いながらも、香の着るウエディングドレスとかブーケの話をしていると、あっという間に時間が過ぎてしまい、これから出掛けるという二人の予定を狂わせないように電話を切った。


「ハァー。結婚かぁ」


盛大に溜息を吐いて床に転がり大の字に伸びてみた。


香のウエディングドレス姿はさぞやきれいなんだろうな和合さんだって背が高いからタキシードが似合いそうだし、まさにお似合いのカップルだな。まるでヒト事みたいにボーっと想像していた。


とりあえず、今度の休みにウエディングドレス選びに行ってみようかな?ようやく私も重い腰を上げて動く事に決めた。


日曜日の夕方という事もあって、そろそろ帰ろうかなと帰り支度したころにはすっかり「岡崎樹」から来たメールの内容などすっかり忘れてしまい、大事な事をすっかり忘れていたのは不覚だったとしか言いようがなくて、後で思いっきり後悔してしまった。


週明けに出社するとなぜか「岡崎樹」がウチの課に居て和合さんと何か話をしてて、それを見てようやく昨夜連絡するのを忘れていた事を思い出し目立たないようにそーっと廊下に逃げた。


幸いまだ気付かれてないような感じだったので急いでトイレに隠れて「昨夜は連絡できなくて申し訳ありませんでした。今夜にでも両親と話をして連絡します」とメールを打った。


何食わぬ顔をして廊下に出ると、まさかの鉢合わせで・・・思いっきり睨まれたものの、社内では無闇に話しかけないでと言ったのが功を奏したのか話しかけられる事はなかったけど、その視線はゾクッとするほど冷たくて思わず身震いしてしまう程だった。


だって・・・忘れてしまったものはしょうがないじゃん?確かに忘れたのはいけない事だけど、あそこまで睨む必要ってある?ヤダヤダ。


自分の事は棚に上げて、一人ブツブツ文句を言ってるとニコニコ顔の和合さんに、


「岡崎と付き合ってんの?」


いきなりの爆弾発言に


「えぇーーーっ」


と思わず声を上げてしまい、課長に怒られてしまった。


なんだか今日は踏んだり蹴ったりだと落ち込んでいると、和合さんがコーヒーを淹れてくれて


「ドンマイ」


と励ましてくれたけど、あれ?そもそも和合さんが変な事言い出したからじゃ・・・?


でも、和合さんからはその後何も追求されなかったから良しとするか・・・

更新が遅くて申し訳ありません。


仕事がなかなかキリつかないんです・・・


気長にお待ち頂けるとありがたいです

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