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第24話 この世界で生きる方法を考える


 食事を終えると、俺たちは今後に向けて分捕ったデキムスたちのバッグの中身の確認を始めた。



 すでに俺が『渡り人』だということは明かしたので、アスターシアには『ガチャ』の力で、俺がいろんな力を得ていることを話してある。



 なので、鑑定をして見せても驚いた顔は見せなかった。



 ―――――――――――――――――――――――――――――――


 野外テント(大)


 効果:設置して休息するとHPやMPの自然回復速度2倍になる。


 解説:天幕と寝袋がセットになったテント。4~5人用の大きなもの


 ――――――――――――――――――――――――――――――――


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 携帯式コンロ


 効果:魔石を消費して火を簡単に起こせる。


 必要物品:魔石


 解説:屋外で使える携帯できる小型コンロ。燃料として魔石を消費する。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――――――――


 光明のランタン


 効果:魔石を消費して周囲を明るく照らすことができる。


 必要物品:魔石


 解説:屋外/屋内で使える携帯できる光源。水没しても明かりとして利用できる。燃料として魔石を消費する。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――――――――


 魔石(小)


 効果:魔導具の燃料。


 解説:ダンジョン内で発見される紫の石。大きさによって価値が変化する。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――――――――


 鑑定の巻物


 効果:未鑑定の品物を鑑定する


 解説:ダンジョン内で発見された品を鑑定するために使用する魔法のスクロール。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――


 ―――――――――――――――――――――――――――――――


 帰還の巻物


 効果:ダンジョン内からの脱出可能


 解説:ダンジョン内から脱出できる魔法のスクロール。


 ――――――――――――――――――――――――――――――――



 魔石と魔導具、それにテントとか旅をするのには必要だし、もらっておくとしよう。



 食糧とか水袋とか食器類は、俺を襲った賠償金として、もちろんもらっていくの決定だ。



 それと魔法のスクロールとかあるんだな。



 鑑定は俺が使えるからいらないけど、脱出用の帰還の巻物はいるかもしれん。



 あとは剝ぎ取った衣服と装備か。



 この辺は街で売り払った方がいい気がする。



 下手に装備してたら、追ってくるデキムスたちが気付くかもしれないし、金に換えた方がいいはずだ。



「アスターシアに聞きたいんだが、この装備とか衣服、あと鑑定のスクロール売るとどれくらいの金になる?」



 鑑定じゃ、市場価値までは分からないんで、アスターシアが相場を知ってると助かるんだが。



「わたしも詳しい方ではないので、おおよそですが……。買い取り屋に流せば少なくとも300ゴルタくらいにはなるはずです。探索者ギルドのオークションにかければもっといい値が付くんでしょうが時間がかかりますし」



 追われる可能性がある以上、時間をかけるのは論外だな。



 手っ取り早く300ゴルタを得るしかない。



「それって、この世界でどれくらい生活できる金?」



「節約すれば2カ月。アオイ様とわたしが同等の生活をするとなれば、1カ月くらいは……」



 1ヵ月か……。その間にこの世界で金を稼ぐ方法を考え出さないと。



 この世界で金を稼ぐ方法……。なんかないかな。



 考え込んでいる俺の目の前に、アスターシアが顔を近づけてくる。



 ちょっと顔が近いんですけど!? 



「実は1ついいことを思いつきました!」



「いいこと?」



「はい、お金も稼げて、デキムスたちの追跡も回避できるはずです!」



 鼻息荒く宣言したアスターシアが、自身が使っていた変身の耳飾りを差し出した。



「変身の耳飾り? これでどうする?」



「デキムスたちは、わたしの本当の容姿を知りません。なので、これをアオイ様が使えば――」



 ああ! なるほど、容姿が変われば、デキムスたちは追えなくなるってことか!



 アスターシアは、シアと名乗ったボサボサの髪をした大柄の男から、銀髪の美女に変ってるし。



 後は俺が容姿を変えれば――!? って、ダメだ―! デキムスにはガチャを見られてる!



「いい提案だが、デキムスにガチャを見られてる」



 アスターシアが、自分の膝の上で丸まっているガチャに視線を落とした。



「そう……でしたか。たしかにガチャ様はかなり特徴的な探索犬。目立ちますね」



 もう1つ、ガチャか俺が変装とかできるようなものがあれば――。



 記憶の端に、ダンジョンで手に入れ、空間収納にしまい込んだアイテムの存在が浮かび上がった。

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