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やっぱりやらねば  作者: Anastasia
Part1-出会い
12/215

その2-07

 それからしばらくして、迎えに来たと言う男性がやってきて、アイラに言われて廉にタクシー代を払って、アイラが世話になりました――と二人は消えてしまった。


「――新顔だ」

「そうだな。二年だから、山川に聞けば分るだろう」

「そうだな」


「なんだよ。また、二人揃って、探るようなことしてるのか? やめろよな、それ。生徒会だからって、一々、生徒全員のことなんか管理しなくてもいいんだろ?」

「そうだね。でも、知らない生徒がいるのも寂しいからね。せっかく、短い三年の間に知り合うんだから、少し名前くらいは知っておかないと――とか、思わないかい、龍ちゃんは」


 もっともらしい理屈を持ち出されて、龍之介はちょっと口をすぼめてみせた。


「そう……だけどさ」

「そうだろう?」

「でも、あいら、って言ってたじゃん」

「そうだね。可愛い名前だね」

「本当に」


 龍之介を除いて、そこの三人は、三人揃って同じことを考えていたのだった。


 あいら――名前だけを口にする女生徒も滅多にいるものじゃないが、と。



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大人になってもはちゃめちゃ恋愛物語『やっぱりやらねば(続)』は大人の恋愛編です。
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奮闘記などと呼ばない(18歳以上)
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