登場人物紹介
サエリクス・サウントゥル
(年齢は2007年8月のもの)
(イラスト:うっしー氏)
28歳。イタリア人。ヴェネツィア出身。職業軍人。階級は中尉(2007年時点)。
手技系の格闘技経験者であり、ボクシング、空手、シラット、蔡李佛拳の4つを習得している。戦いが大好きな男であり、軍に入ったのも「格闘技以上の強い奴と戦えそうだから」との理由。
しかし、軍人である以上規則や規律と言った物には従わなければならず、そのストレスを対人術の訓練の時に発散させている。軍人だがハリドよりも熱くなってしまいがちな性格。手技系の格闘技で新しい物をやってみようと思い、太極拳に最近凝っている。
仲間内ランク付けバトルテスト、35人中堂々の第1位。
エリーゼ
(イラスト:天界音楽氏)
22歳。ガイエン国人。兵士。
身体が柔らかく身軽。武器は対術士用吹き矢。
しかし戦闘に関しては完全に素人レベル。
サエリクスを召喚したフードの男ジュードに妹を人質に取られている。ガイエンの“失われたオーブ”を間近で見たことがあり、その経験を買われてアウストラルの“焔のオーブ”奪取のパートナー兼サエリクスの見張りとして同行させられている。
タレ目と厚めの唇がチャームポイント。
サイネール・ノレッジ
(イラスト:天界音楽氏)
25歳。アウストラル国人。大学生。
魔術の大家ノレッジ侯爵家に生まれながら、ほとんど魔力のない青年。父親に疎まれ、母親ごと捨てられた。
術を使えなくても使える魔道具の研究や、そもそも魔術を用いない機械の研究をしている。最近グリセルダにつきまとわれて困惑している線の細い男。マレビトに異様な興味を持っている。
ムート
(イラスト:天界音楽氏)
60歳。アウストラル国人。グリセルダの執事。
元々はリスタール侯爵家に仕える家令だったが、グリセルダが王都に独り暮らしをすることになったため、家令の位を降りて彼女専属になった。グリセルダを幼少時からよく知っており、彼女に剣術の基礎を教え込んだのも彼である。
グリセルダ・リスタール
(イラスト:天界音楽氏)
28歳。アウストラル国人。女子大生。
リスタールのたったひとりの伯爵令嬢である。大柄で派手顔の美人。
その恵まれた体格とタフネス、筋力で男をちぎっては投げちぎっては投げ(物理的に)してきたお転婆さんなので嫁の貰い手がない。自分より強い男に嫁ぐ夢があったが、今は賢い男を婿にと、サイネールにアタック中。
サビーン
(イラスト:天界音楽氏)
68歳。アウストラル国人。大学教授。
グリセルダが師事しているアウストラル王国における考古学、民俗学の第一人者。
サイネールもかつて彼に教えを乞うていた時期があった。放浪癖がある。
足を悪くしているので杖が欠かせない。上品なおじいちゃん先生。
マリアン
(イラスト:天界音楽氏)
32歳。アウストラル国人。アウストラル国騎士団所属。
グリセルダの元同僚。ちょっと地味系。片手半剣が得意。
グリセルダとは因縁がある。
リュシアン・ノレッジ
(イラスト:天界音楽氏)
46歳。アウストラル国人。王都防衛局所属副長。
魔術の大家であるノレッジ侯爵の三男坊。数いる兄弟のうち、権力争いでは上位にいた。
最近は落ち目のため、這い上がる手段を模索していたところ。
サイネールの実父であるが、期待外れの息子を産んだ妻共々放逐した。




