登場人物紹介
サエリクス・サウントゥル
(年齢は2007年8月のもの)
(イラスト:うっしー氏)
28歳。イタリア人。ヴェネツィア出身。職業軍人。階級は中尉(2007年時点)。
手技系の格闘技経験者であり、ボクシング、空手、シラット、蔡李佛拳の4つを習得している。戦いが大好きな男であり、軍に入ったのも「格闘技以上の強い奴と戦えそうだから」との理由。
しかし、軍人である以上規則や規律と言った物には従わなければならず、そのストレスを対人術の訓練の時に発散させている。軍人だがハリドよりも熱くなってしまいがちな性格。手技系の格闘技で新しい物をやってみようと思い、太極拳に最近凝っている。
仲間内ランク付けバトルテスト、35人中堂々の第1位。
ハクロ・ディール
(年齢は2007年8月のもの)
(イラスト:天界音楽氏)
32歳。ニュージーランド・クライストチャーチ出身。職業物理学者。
22歳の時に大学卒業と共に来日。昔から日本文化に興味を持っていたが、未だに日本がサムライの国だと本気で信じ込んでいた。ニュージーランドは格闘技が盛んなため、彼もまた柔道、空手、合気道、カンフー、クラヴ・マガの道場に来日前は通っていた。
日本に来た現在でも、なるべく多くの武術を習う事の出来るジムを見つけて通っている。その鍛え抜かれた身体と精悍な顔つきは、見かけだけでは誰も学者だと信じてくれない。趣味は料理で天ぷらやヤキソバ等の日本食をよく作るとか。かなりわがままな性格で、周りの人間を困らせる事が多い。
論文や研究が無い時は、自分が所属しているチームのリーダーが主催している劇団で大道具のスタッフとして裏方のバイトをしている。
戦い方にムラが全く見られないのが特徴。どんな相手でもどんな状況でも常にファイトスタイルを変えずに戦うのだが、そのマイペースさが相手に与える動揺はかなりのもの。その一方で、相手を力でねじ伏せるような荒っぽさがある。しかし肝心の勝負所でも自分のペースを崩さないのが欠点。
その上、相手に勝てばその勝ったと言う事を周囲に自慢して回る。反対に負ければいつまでもブツブツと言い訳をするので、周囲にとってこれ程までに迷惑な人間はいないとまで言われている。
仲間内ランク付けバトルテスト、35人中第9位。
グレイル・カルス
(年齢は2007年8月のもの)
35歳。オーストラリア・キャンベラ出身。職業書道家。
日本人だった祖父の影響で書道の世界へ。日本に来たのも本格的に書の世界を極めたいと思ったからだとか。
生まれつき余り身体が丈夫では無く、オーストラリアに居た頃から空手、カポエイラ、ムエタイ、キックボクシング、カンフー、太極拳(剣術、槍術含む)、クラヴ・マガを学んで、身体を丈夫にしてから20歳の時に日本へとやって来た。そのおかげで過激なバトルに耐えられる体力と精神力を身につけた。
現在も体力維持の為にそれらの格闘技は出来るだけ続けている。
熱血漢だが慎重な性格でもあり、相手の戦い方は事前に研究してから挑む。
仲間内ランク付けバトルテスト、35人中堂々の第3位。
グリセルダ・リスタール
(イラスト:天界音楽氏)
28歳。アウストラル国人。女子大生。
リスタールのたったひとりの伯爵令嬢である。大柄で派手顔の美人。
その恵まれた体格とタフネス、筋力で男をちぎっては投げちぎっては投げ(物理的に)してきたお転婆さんなので嫁の貰い手がない。自分より強い男に嫁ぐ夢があったが、今は賢い男を婿にと、サイネールにアタック中。
サイネール・ノレッジ
(イラスト:天界音楽氏)
25歳。アウストラル国人。大学生。
魔術の大家ノレッジ侯爵家に生まれながら、ほとんど魔力のない青年。父親に疎まれ、母親ごと捨てられた。
術を使えなくても使える魔道具の研究や、そもそも魔術を用いない機械の研究をしている。最近グリセルダにつきまとわれて困惑している線の細い男。マレビトに異様な興味を持っている。
ムート
(イラスト:天界音楽氏)
60歳。アウストラル国人。グリセルダの執事。
元々はリスタール侯爵家に仕える家令だったが、グリセルダが王都に独り暮らしをすることになったため、家令の位を降りて彼女専属になった。グリセルダを幼少時からよく知っており、彼女に剣術の基礎を教え込んだのも彼である。
エリーゼ
(イラスト:天界音楽氏)
22歳。ガイエン国人。兵士。
身体が柔らかく身軽。武器は対術士用吹き矢。
しかし戦闘に関しては完全に素人レベル。
サエリクスを召喚したフードの男ジュードに妹を人質に取られている。ガイエンの“失われたオーブ”を間近で見たことがあり、その経験を買われてアウストラルの“焔のオーブ”奪取のパートナー兼サエリクスの見張りとして同行させられている。
タレ目と厚めの唇がチャームポイント。