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67.最後
そして僕は緋和ちゃんの退院後、他の病院への異動が決まった。緋和ちゃんの未来は他の先生にしっかりと託して行こうと思う。
「緋和ちゃん、退院おめでとう!」
内山さんが緋和ちゃんに抱き着きながら言った。
「ありがとうございます」
緋和ちゃんは笑っていた。よかった、本当に。
「おめでとう緋和ちゃん。僕とは、もう会わないかもしれないし、まだまだ何か大変なことが学校とか日常生活でもあると思うけど頑張ってほしい。僕も他の先生たちも応援しているよ。」
「はい……!」
緋和ちゃんと出会ってから一番いい返事だった気がする。僕も緋和ちゃんのおかげでたくさんの成長を遂げられたと思う。
他の病院に行っても、自分の担当になった子や外来で診た子、全員をしっかりとみれるように頑張ろう、そう思った。




