検査内容
「まずは二日後に迫った検査のことなんですけれど、明日と明後日は此処に来ることは可能ですか?」
「申し訳ありません。明日はどうしても会社に行かなければいけなくて。明後日は一日空いています。」
「では明後日、当日に最終確認も含めて緋和ちゃんとお父さんと僕らでもう一度、話をしましょう。それで検査の詳細なんですけど大きくいって検査の危険は十一あります。春上先生説明を。」
僕は手元にあった「心臓カテーテル検査の説明と同意書」という紙をお父さんに一枚、唯木先生に一枚渡した。
「まず、心臓カテーテル検査とは、心臓や血管に直径約二ミリメートルのカテーテルと呼ばれる管を入れて圧を計ったり、造影を行う検査のことです。レントゲンやエコーなどより正確な診断と病気の状態をより詳しく把握することができるので、その情報が今後の手術などの治療の基盤となります。次に危険ですが、まず心臓カテーテル検査によって死亡する確率は、約〇・一パーセントから〇・三パーセントですので、ほぼないと言っていいでしょう。」
僕は紙に書いてある順番でしっかりと詳しく説明をした。目的やカテーテル検査の危険性など。
「何か質問はありますか。」
全ての説明を終えた。緋和ちゃんのお父さんは少し考えるような素振りを見せたが、何か気になることがあるようだった。
「あ、一ついいですか。」
「どうぞ」
「緋和はこの説明を受けなくていいのですか?」
緋和ちゃんには今の話は難しいだろう。守山さんに緋和ちゃんを引き渡すときに今、僕が読んだ紙と同じものを渡した。
紙には『緋和ちゃんに分かるように説明してほしい』と書いた付箋を貼っておいたので、説明してくれているだろう。
「緋和ちゃんには守山先生があたっているので問題ありません。」
唯木先生がそう答えると緋和ちゃんのお父さんは「そうですか」と言って同意書に名前をかいた。後は任せて緋和ちゃんと守山さんの様子を見に行った。




