第八話
パーティーはほどなくして終了した。
あの後は王様とマリーさんと話をして終わった。
僕からはある程度常識を知り、訓練をして国を出ることを伝えた。
マリーさんは王城で暮らしてもいいとは言って来たけど、周りが面倒そうなので断らせてもらった。少しがっかりした顔が可愛らしかった。
で、聞いておきたかったことも聞けた。召喚された他の人達は戦うことを決めたらしい。訓練を続けて何名か代表を選ぶらしい。生産職の人は城に残るそうだ。
あとこの城の通行証を頼んだ。何かあった時すぐ王様に報告できるように。
王様はすぐに準備して渡してくれた。
通行証に関しては、冒険者ギルドがあるそうなので、登録しにいこうと思う。
そのあとはスキルについて話してなかなかよいことを聞けたのでこれから試すつもりだ。
「よし、スキルを作るか」
今から作るのはもとから存在するスキルだ。多少手は加えるが固有になることはないと思う。
それでできたのはこれ。
『不老不死』
寿命などによる死がなくなるスキル。
歳をとることがなくなり、どんな怪我も一瞬で再生する。再生不可攻撃無効。
飢えは存在するため、食事は必要。
ステータスの体力と、魔力がなくなる。体力と魔力は無尽蔵。
体を鍛えることはできるが、身長はスキルの副作用で止まる。
回復魔法が無効になる。
※精神の汚染が無くなる。食事による病気や毒などは全て無効。五感が変化する。
レベルMAX。
『ステータス操作』
ステータスを操作する。
ただし、単純な操作しか出来ない。
所持者によって操作不可項目がある。
ステータスポイントの概念が追加。
レベルMAX。
で、これが僕のステータス。
レベル:1
筋力:50
耐久:100
知力:50
精神:7000[操作不可]
敏捷:50
ステータスポイント
残り:5100
体力と魔力がなくなっているね。
動かせないのは精神だ。
これを
レベル:1
筋力:5,000
耐久:100
知力:100
精神:7,000[操作不可]
敏捷:100
ステータスポイント:50
これで見やすいね。
レベルアップでポイントは50ずつもらえるみたいだから、取っておこう。
今スキルを作った理由は、ステータスを見やすくする目的もあったけど、一番は異世界を楽しむためだ。死んだら楽しめないからね。
あとは魔法を思う存分使うため。
研究するときに自分の身体を使えるしね。
誰かで人体実験する訳にもいかないし。
手を加えたのは回復魔法無効とステータスポイント追加。
特にデメリットにもならないから少し物足りないけど。
ステータスは耐久はもう伸ばさないつもりだ。不死身だから。場合によるけど。
そのあとはスキルを作って合成した。
『アクセル』と『急ブレーキ』で
『運転技術』
『臥薪嘗胆』と『水天彷彿』、
『猪突猛進』で『四字熟語』
『記憶・検索』と『無限収納』、
『観戦』で『秘密基地』
「全属性耐性」と「全状態異常無効」、
「強靭な精神」、「強靭な身体」、『全鑑定』『不老不死』で
『完璧な身体』
『生産』と『魔法創造』と
「魔力操作」で『創造』
『透明化』と「隠蔽」で
『存在遮断』
これで僕のステータスは
≪ステータス≫
名前:悪鬼 桜満
種族:人族
年齢:17
職業:観察者・暗殺者
レベル:1
筋力:5000
耐久:100
知力:100
精神:7000
敏捷:100
ステータスポイント:50
【固有スキル】
『無個性Lv.1』
『削除・合成』
『外道Lv.1』
『運転技術』
『四字熟語』
『秘密基地』
『創造』
『ステータス操作』
【スキル】
『完璧な身体』
『存在遮断』
【称号】
異世界人、巻き込まれし者、魔法の才、剣の才、平凡、歪な心、存在感希薄、外道、狂気、孤独、不屈、不老不死
となった。
なかなかいいステータスになった。