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第十話

さて、今日こそ真面目に勉強するか。

スキルが楽しすぎて勉強サボってたからなー。さぁ今日は何の勉強かな?


「今日の授業を始める。

今日は全員が揃っているようだな。

丁度良い。今日の内容はこれからの君たちに非常に大きく関わる内容だ。今日はスキルについての勉強を行う」


スキルについてか。


「まずスキルというのは、自信が持つ才能や技術が『力』として神に認められることで発言する。スキルだけが力を持つものではないということだ」

「人によってスキルとして発現するかどうかは異なるため、スキルになってなくても特定の技術や才能を使って強者として生きる者もいる。スキルを過信して鍛練を怠ることをしてはならない」


そうなのか。誰かに教えてもらうのは面倒くさいな。その辺の技術は自分で考えよ。


「とりあえず、今のことは覚えてくれ。

 さて、これからが本番だ。

 まずスキルには種類がある」

「大まかな分け方に【スキル】と書かれた普通スキルと【固有スキル】と書かれたそのスキルを持つものが一人しか存在しない、もしくは一般的に知られることのないユニークなスキルがある。

そして、ユニークスキルとは実力や才能がスキルとして発現するのではなく、神が魂の特徴をスキルとして発現させていると言われる」

「スキルのなかには、下位スキル、中位スキル、上位スキルと有り上位に成るほど強力なスキルが増える」

「どんなスキルのなかにも特殊スキルというものがある。この中には精神汚染や洗脳、不老不死や変身、ステータス操作や環境操作、味覚変化や偏食化など、さまざまなスキルがあるが、その大抵のスキルが効果が非常に強力で、危険なものが多い。状況によっては、使うだけで厳しく罰せられるスキルもある。この中にはそんなスキルを持つ者もいるだろう。使うときは注意して使うように」


特殊スキルは面白そうな物が多いな。

後でいくつか作ろ。


それからいくつか話があって、


「それでは今日の授業を終了する」



成るほど。なかなかに参考になったな。

さて次は魔法の訓練か。


「今日も自習だ。では始めてくれ」


えー、今日も自習かー。

そしたら、誰かが僕も思ったことを言った。


「先生、なにか他に教えてくれることはないんですかー」



「ない。無魔法は一人一人の固有の魔法のため、そもそも教え方が存在しない。魔力を操作して自分の得意なことや好きなこと、コンプレックスや感情などを魔法として打ち出すしか効果を知ることはできない。だが一度発動すればステータスに表示されるので、一度発動出来れば魔法を操ることは可能になるだろう。そして人によっては使える種類はひとつではない。一度使えたイメージで鍛練するのではなく新たなイメージを考えていくことが大切だ。

イメージを与えれば最終的に神々が各々に魔法を授ける」


「そうなんですか。ありがとうございましたー」


固有スキルみたいな感じだな。


しかし、僕の魔法か。色々考えてみるかな。


で、その結果、



《悪戯魔法》


その者、妖精なり。

そして、悪魔なり。


小さな悪戯ばかりする困った妖精か?


人を陥れ、嘲笑う。悪辣な悪魔か?


気の向くままに、力を使え。


神のごとき力はない。卑劣な罠しか能がない。


誰かを救うためにその力を使うか?


自らのために力を使い、誰かを壊すか?


お前は妖精か?

ならば、救うために力を使え。


お前は悪魔か?

ならば、壊すために力を使え。


何一つ気にすることはない。

例え、初めの思いが違えども、結末は変わらないのだから。



《怨念魔法》


何時の世も、人の淀みは消えないものだ。


憎しみ、悲しみ、怒り、殺意、嫉妬、他にも多くの感情が人の世を濁らせて行く。


死者の魂は、しばしば霊となる。

そしてそれらが淀みを吸い込めば、霊はやがて、怨霊となる。


汝、この魔法に選ばれし者。


汝、死者の声を聞くもの。


汝、魂の剪定者。


彼等に与えるべきものは、救いか、苦しみか。


汝は選ぶことができる。

霊が望むものを与え、自らの意思で浄化することも、霊を苦しめ続け、魂を壊し消し去ることも。

選ぶことができる。


どうか、悔いのない選択を。


どうか、間違えのない選択を。


全ての権利は貴方にあり。



《呪魔法》


貴方は味方に祝福を与える。


貴方は敵に呪詛を刻む。


のろいと読むか、まじないと読むか。


幸せを振り撒こう。貴方を支え、貴方が愛する者達へ。


苦しみを与えよう。貴方を傷付け、苦しめ、邪魔をする。貴方が嫌う者達へ。


望め。愛する者へ祝福を。


恨め。憎き相手を殺すほど。


どちらも、それほど変わらない。

祈りの深さで効果を決める。



説明文は魔法作ったら勝手に付いた。

よくわからないけど、神様がどういうイメージを持ったのか聞いてみたい。


ま、いいか。また今度試し打ちしよ。



あれから、他の授業も終えて、食事の時間までの合間に少しスキルの勉強をしたとき考えていたことを実行しようと思う。

「『無個性』」


今から作るスキルは単体だとなんの意味もないスキルだ。

…………よし、できた。


『称号名(  )スキル』

スキル変化スキル。

称号をスキルとして発現する。

スキルとして発現した称号は消える。


僕の称号は見られると困るものが多かったからね。称号鑑定のスキルとか魔道具もあるらしいし。なんかどう頑張っても称号は隠せないんだよね。

で、今の僕の称号は、


【称号】

異世界人、巻き込まれし者、魔法の才、剣の才、平凡、歪な心、存在感希薄、

外道、狂気、孤独、不屈、不老不死、



で、これをスキルにして、


『異世界人』


『巻き込まれし者』


『魔法の才』


『剣の才』


『平凡』


『歪な心』


『狂気』


『孤独』



いくつかはスキルにしたら元々あったスキルに統合された。

これを合成して、


『異世界人』『巻き込まれし者』

→『異界』


『魔法の才』『剣の才』『平凡』

→『才能の目覚め』


『歪な心』『狂気』『孤独』

→『揺らがない狂気』


でもう一個『異界』と『孤独』作って、

『異界』『孤独』

→『孤独の闇』


これを、


『異界』『マイホーム』『創造』

→『生産世界の開拓者』


『運転技術』『孤独の闇』

『存在遮断』『完璧な身体』

『ステータス操作』

→『潜む者』


で、いくつかスキル作って、


疆食自愛(きょうしょくじあい)

食べられる物は全て無理にでも食べる。味覚はそのまま。

食べた物は全て栄養にすることが可能。


狂った味覚(変食家)

変食になる。一般的に考えられない味を好むようになる。


で、

『彊食自愛』『狂った味覚』

『揺らがない狂気』

→『味の探究者(マッドテイスター)


とりあえずこれくらいかな。


≪ステータス≫

名前:悪鬼 桜満

種族:人族

年齢:17

職業:観察者・暗殺者


レベル:1


筋力:5,000

耐久:100

知力:100

精神:7,000[操作不可]

敏捷:100


ステータスポイント:50


【固有スキル】

『無個性Lv.1』

『削除・合成』

『四字熟語』

『生産世界の開拓者』

『潜む者』

『外道』

『才能の目覚め』

『味の探究者』



【称号】

異世界人、巻き込まれし者、不老不死


んー良いね。

異世界人と巻き込まれし者は王様とかに見られてもめんどいからさっきとった方法の逆を使って貼っといた。

そもそも不老不死は消えずに、複製されてた。とりあえずこれで終わりにして、明日に備えて今日も寝よう。お休みなさい。



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