帰還
1人の少女は意識を覚醒させた
しかし、不思議な事に身体が動かないと困惑する
少女は暫くの間思考を巡らせたがどうにもならないと思い再び眠りについた______「……て。……きて。起きて!!」その声に跳ね起き___れず。思考だけが覚醒した状態となった。
「誰?私を起こしたのは」
その問に答える者は直ぐに現れた
「や、神だよ。ごめんね〜中々起きないもんだから」
どうやら少女を起こしたのは神(笑)らしい。
「酷いなぁ(笑)は余計だよ〜。ま、そんな事より君にお客さん来てるよ」
お客?少女は訝しげに顔を顰めたがその表情は驚愕のものに変わる
そこには1人の少年が立っていた
「貴女はだ__」
少女は名前を問おうとしたが唐突に言葉をきった
それは、問う必要が無くなった事を示していた
「やぁ、こうして会うのは初めてだよね。もう1人の僕」
「もう1人って__それじゃぁやっぱり男の子だった時の私なんですね」
「うん、そうだよ。君は忘れてしまった様だけど」
「どうして私は男の子だった時の事と神ざ__いえ、琉君の事を忘れてしまったのか教えて貰えますか?」
いいよ__と少年は一言言った後にハロウィンの出来事を伝えられた
しかし、少女にはそれでも分からない事が1つあった
「成程、分かりました。ですが、どうして私達は女の子になってしまったのですか?」
「うん、それなんだけどね、俺にも分からないんだ」
そんな、と少女が言葉を紡ごうとした所を神(笑)が遮って入ってきた
「それを伝えにきたんだよー。それは、ね?聞きたいーーー???」
少女と少年は同時に同じ意思を抱いた。"さっさと言え"と。
「もー男の子でも女の子でも神に対する対応酷いんじゃない?それじゃあ話すけど結論は神崎君が好き過ぎてだね」
「「は?」」
「いやーね。男の子の時から無意識なりにでも好き過ぎて女になってでも欲しいと願ってたんだよー。そこで、丁度事故にあって君の魂が一瞬離れた事によってね自分の宿主を失った体は潜在的にあった女の子になりたいって思いに従って女の子になっちゃったってわけ」
2人は思った
とんでもない黒歴史を聞かされた、と
「そこで、2人に朗報。男の子にも戻れるし女の子のままでもいられるよ。今回は、ね。どーする?2人の記憶はこの空間にいる事でもー統合されてると思うし選択は任せるよ。条件あるけど」
「「条件?」」
「男の子になったらもう戻れない。そして、女の子でいるなら男の子の時の体験した事が全て女の子の時の体験に変化もしくは無かった事になってしまう」
2人は顔を見合わせた、しかし互いに自分自身なのだからだろう選択には1秒とかからなかった
2人は答える。__男
と。
「「そりゃ失うものとかありそうで恐いけど俺(私)は男として産まれたから男であり続ける」」
ベットに横たわる少年は目を覚ました。そこには、見知った顔ぶれが涙目でこちらを見ていた。
「あ、起きたぞ!!」
「本当っですわっ!」
「良っかったなの〜」
「ほんっとうに、良っかったっすっ」
ベットの上で少年は周りを見渡し思う。どうしてかはいまいち分からないが心配かけたのだろう
少年は告げる。"ただいま"と
少年はふと違和感を覚えた、何故ならいつもより数段発した音が低い。寝起きもあるだろうがそれを踏まえても低い。寝てる時の記憶は無い少年は鏡があるのに気づく。恐る恐る見るとそこには何とも懐かしい見覚えのある自分が映っていた。
「やった!!!やったぞ琉!!戻れた、男に!!!」
「おう!何か戻っちまったな!!残念でならねぇ!」
「何でだよ!この変態!!!」
さっきまでのシリアスなムードはいざ知らずその場は笑いに包まれていた。
いやー戻れましたねヾ(*・ω・*)ノ
本来ならこれでおしまいのつもりなのですが
戻った後の皆を見たくありませんか??
次回!
最終回!
タイトル その後(仮)
お楽しみに!
こんなサボリ魔で国語力酷い私の次回作を見たいと思って頂いてる方いましたら
メッセージでも感想でも良いですので、書いて欲しいジャンルなどありましたら下さい:( ;´꒳`;):




