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旅行 part1

最近文書の書き方を決めるのに迷って書き方がちょくちょく変わりますがお許し下さい!

 「お前らー今日は旅行だが迷子になんなよー」

 相変わらず適当な説明を電車内で聞かされ旅行先にあるホテルに着いた。

 「皐月ちゃんと同じ班になれるなんて嬉しいの!」

 「そうね。私もとても嬉しいわ」

 「そうだね、まさか班まで同じになると思わなかったよ」

 全校生徒で行く旅行なんだ。流石に一緒になれないだろうと思ってたんだけどな。

 「これから殆ど自由時間なのだけど2人は何をしますの?」

 あーそっか。これから夜まで自由なんだっけ。本当に適当な学校だな。

 「小雪は街を探検してくるの!」

 街を探検かぁ楽しそうだな。ここの街何かと広いし。

 「あら、じゃ私もお供させて頂きますわ」

 「分かったなの!皐月ちゃんはどうするなの」

 面白そう何だけど、ここ最近体の具合があまり良く無いんだよな。温泉も有名だって言うし。せっかくのお誘いだけど断ろう。

 「二人共ごめん!私最近疲れやすくて。だから温泉入ってゆっくりしてる!誘ってくれてありがとね」

 「あら、そーなんですの?気をつけて下さいね?体調崩さす様に。それでは、行ってまいりますわ。」

 二人共楽しそうだな。良かった。良かった。それじゃ、私は温泉に行こう。

 ___っわぁ!凄い広い!

 歓喜に身を震わせていると急に扉が開いた。

 「いっやぁすげーな!超広i...」

 …私は咄嗟に息を吸い込んだ。それに気がついた琉は慌てて駆け寄って来て口を塞いだ。

 「__んぐ」

 「ま、待ってくれ七瀬!こ、これは誤解だ!そ、そう事故なんだ…!」

 そんな言い訳を連呼する琉君を睨んだ。

 「ごめんなさい」

 割と本気で反省してるな。うん。許してあげよ!

 「ん、許してあげる」

 「そ、それじゃ俺出るな!」

 なんか少し寂しいな。って何で寂しいんだろ。

 「んっ、あれ!?」

 何だろう。ずっと扉と戦ってる。悪いけど面白いっ!

 「ど、どしたの?ふっふふ!」

 「と、扉が空かないんだ!」

 扉が空かない?そんな事がある理由わけが無い。

 「ちょ、ちょっと変わって!」

 んっ!…ほんとだ。空かない。ビクともしない。

 「な、七瀬!!ちょ、ちょっと。。ごちそうさ_じゃなくて!ごめんなさい」

 琉君は何を謝ってるんだろう?琉君の視線を追っていくと自分に辿りついた。何で、私のから…だ…?

 「りゅ〜う〜く〜ん〜???」

 タオルが取れて体があらわになっていた。

 我ながら咄嗟に叫ばなかったのは進歩だと思う。

 「わ、悪い!いや、わざとじゃない!事故なんだぁぁあああ!!!!」

 「分かったよ。信じてあげる。でも、どうする?扉が空かないし、風邪ひくといけないから温泉でも入ってよっか。」

 「い、良いのか?」

 「仕方無いでしょ!ただしタオルは水につけちゃいけないからお互いに別の方向を見て背中合わせで入ること!」

 「わ、分かった。」

 な、成り行きとはいえ男の子とお風呂に入るのは初めてだな。は、恥ずかしい。。

 「な、なぁ」

 「何?」

 背中合わせて恥ずかしい筈なのに何でだろう。どこか懐かしく感じる。

 「覚えて無いとは思うが。俺達昔もこーやって入った事あるよな。あの時はお前が恥ずかしがってだっけか。その時から本当に七瀬は女なんじゃ無いかって本気で思ってたよ」

 あ、だからか。覚えて無いけど昔一緒に入った事あるのか。あの神様が言う通り私は昔男の子だったのかな?思い出したい。だけど…思い出そうとすると激しい頭痛に襲われる。。ごめんね。琉君。今はまだダメみたい。

 「そ、そーなんだ!」

 外で物音がした。何かが倒れる音。

 もしかしたら扉が開くかも。

 「わ、私ちょっと扉開くか試してみるね」

 「お、おう!」

 勢いよく立った。否、勢いよく立ちすぎた。

 「きゃっ…」

 「お、おいどうした大丈夫か___」

 激しい水しぶきが上がった。

 「ご、ごめん。足が滑ったの!」

 「おう、大丈夫だ。七瀬は?」

 「大丈夫____」

 自分の今の状況をみて唖然とした。琉君の上で四つん這いで。そぅ…傍からみたらまるで私が琉君に襲いかかってる様な感じで。。

 「え、えっと…良いよ!琉君なら!」

 私はパニック状態に陥っていて意味の分からない事を言っていた。

 「え、えっとぉ?七瀬…さん?」

 本当は気がついてた。この胸の高鳴りが全部琉君…貴方が好き!大好きだって事に。

 「私は貴方が____」

 「なーにやってんすか!七瀬さん!凄い音がしたと思って覗いてみたら神崎の上に七瀬さんがいて今にも何やらしよーとしている感じは!」

 「あ、雨宮君!?ち、違うの!扉が開かなくて!それで足が滑って!」

 全く伝わりにくい説明…もとい言い訳を連呼した。

 「絶妙にこの角度だと七瀬さんの体が見れないのが悔しいっす!」

 貴方はそーゆー人だもんね。

 何だか一気に熱が冷めた気がした。そして、見られそうになってる現実に気が付きとりあえずありったけの水を雨宮君にぶつけてみた。

 「悪いけど雨宮君。着替えるから外で待ってて貰える?」

 「はいっす!あ、いや。七瀬さんの裸を見てしまった変態神崎に天誅を加えるっす!」

 「誰が変態神崎だ!この真性ド変態が!」

 「なっ失礼な!今日という今日は許さねぇっす覚悟!」

 派手な水しぶきやら何やらをあげて戦ってる2人を相変わらずだなと思いつつもその場を後にする事にした。。。

温泉回を要望されたので入れてみました!


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