遊園地。
学校が始まってしまったため投稿遅れます…。
本当にごめんなさい:(;゛゜ω゜):
「鳳翔さん、こないだ、言ってた遊園地明日でも良い?」
「もちろんですわ!」
「良かった…。 小雪ちゃんも来れる?」
「はいなの。」
良かった良かった。全員揃って行けそうだ。
「お、何だ?何だぁ?お前ら遊園地行くのか?俺っちも行きたいっす!」
……。
予想外の事態だ。
「あ、雨宮君。どーしてここに?」
「いやぁー暇でぷらーと歩いてたら七瀬ちゃんがチラッと見えたもんすから」
ふむ。。
「えっと、行きたいって…遊園地に?」
「そっす」
ムムム。。。
これが普通の子なら承諾したが。。
今までの事を考えちゃうと承諾しにくい…。
んー。でも、可哀想だしなぁ。
「雨宮君。条件があります」
「条件っすか?」
「そう、条件。これを呑めないなら連れていけません!」
「分かったす!守るっす」
「条件 その1。 私達を襲わないこと。条件 その2 周りの人に迷惑な行為はしないこと。分かった?」
「了解っす」
はぁ…口ではああは言ってくれてるけど…先が思いやられる。。
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「いやっほう!七瀬さんと遊園地デート!」
「違います。」
「雨宮、調子にのるなら帰れよ?」
あー琉少し不機嫌だよー。
面倒だなーやだなー。
平和であってくれよー?
「あ、私あれが乗りたいですわ」
…ふむ。
いきなり絶叫系ですか。
ま…いっか。
「それじゃぁ行こっか」
「け、結構高いね。。」
「そ、そーですわね。」
「ちょ、ちょっと高過ぎだね。。。」
「そ、そーですwaaaaa....」
「ひ、酷い目にあったですわ。」
「大丈夫?鳳翔さん」
「な、何とか無事ですわ」
良かったぁ。
って…はぁ。。あいつらは何をやってんだか。。
「神崎、ビビってたっすね〜」
「バカを言え、ビビってたのはお前の方だ。涙まで出てたろ」
「はぁ!?そこまで言うならやってやんよ!」
「上等だ、かかってこい」
そんなのどーでも良いだろ。
「バカ達は置いて私達は違うの行きましょ。」
「そーですわね」
「小雪ちゃんは乗りたいのある?」
「あれが乗りたい…なの」
ゴーカートか可愛いなって!2時間待ち!?
ゴーカートなのに!?
「な、並ぼうか。。」
「ありがとなの」
あ、暑い…。
流石にこの陽光の中の2時間待ちは辛い。
後少しなんだけどなぁ。。
「よ、よぉ…」
!?
「ジェットコースターで、何があったの?!」
「5、6回…連続で乗ったっす…。」
馬鹿だ。
この子達馬鹿だ。
「や、休んでなよ?」
「いや、良いついてく。」
「無理しないでね?」
「お、おぅ」
「楽しかったね!小雪ちゃん!」
「はいなの!楽しかったの!」
「結構暗くなったなー。」
「そーだねー」
「お化け屋敷行きたいっす!ここのお化け屋敷相当怖いって有名っす」
「そ、そーなんだ。。」
いらない情報だったな。
「と、とりあえず並ぼうか。」
「あー並んでてくれ。俺ら飲み物買ってくるわ。何がいい?」
「私ミルクティー。」
「私は紅茶で」
「わ、私はカルピスがいいなの」
「分かったー並んで待っててくれ」
「分かったー気をつけてねー」
「お前らもなー」
「おっとぉ可愛い子ちゃん達はっけーん。」
遊園地のお化け屋敷に並んでいる3人の女の子達に魔の手が近づいているのを当然彼女達は知らない。
「ねーねーそこの可愛い子ちゃん達〜俺と楽しい事しなーい?」
うわ…ナンパか。。無視無視。
「ちょっとちょっと〜無視しないでや〜」
「い、痛い!離して!」
「えー言う事聞いて一緒に来てくれたらぁ離してあげなくもないよぉ?」
くっ…面倒臭い奴だ。
「ほら、行くよ!」
「い、嫌!やめて!」
「往生際の悪い女だなぁ!」
男は拳を振り上げたが七瀬達に降りかかる事は無かった。
「何か俺の連れに用事があるんすか」
男の拳を抑えた琉が立っていた。
「琉!」
「チッ…何でもねーよ。離せクソ」
琉は拳を握る力を緩め男の拳を解放した。
「大丈夫か?」
「う、うん。少し気分悪いけど…」
「お化け屋敷なくなっちまうがそんな気持ち晴らしに行くか?」
「皆…良い?」
「勿論ですわ」
「わ、私も賛成なの」
「ありがとう…」
「着いたぜ」
そこは、特に何も無く。誰もいない場所でお世辞にも気晴らしできる所ではなかった。
「ここ…?」
「もうすぐで、来るぞ」
「来る?何が」と言いかけた皐月の言葉はある1つの景色によって飲み込ませた。そして次に出た言葉は。
「綺麗…」
「だろ?ここの遊園地この時間帯に花火上がるんだがここ、中々知られてない穴場なんだよ」
「そっか…ありがとう」
「どーいたしまして」
そして、花火が終わるまで間、彼女らから発せられる言葉は無かった。
「いやー綺麗だったなぁ!」
「うん、綺麗だった」
「綺麗でしたわ」
「良かったなの!」
「たまには…やるっすね」
「たまには。は余計だ。 それじゃぁ帰るか」
「うん!」
その後電車に乗り一時間程揺られて彼女達の街に着いた。しばらく歩き彼女達の別れる十字路に差し掛かった。
「今日は本当に皆ありがとう!それでさ、急で悪いんだけど来週ね。近くでお祭りやってるの。もし良かったら行かないかな?」
皆は一斉に首を縦に振った。
「ありがとう!詳しい予定はメールで言うね。それじゃまたね!」
皆はさよならを告げ別れた。
「さっきも行ったけど今日は本当にありがとうね」
「おぅ」
星が輝く夜道をカップルとも思える男女2人が歩いて家に向かっていた……。
気に食わない所などあれば感想じゃんじゃん下さい!
フレンドリーに絡んで頂いていいですよ!




