兆し
今回短いです。
この病院来るのいつぶりだっけな。。
琉目を覚まさないし。。
俺のせいで…。
うっ…。。
「やぁ、皐月ちゃんこないだぶり。」
「何だよ変態。今はお前に構ってる場合じゃない」
「残念なお知らせが。」
「何だよ。」
「何となく察してるんじゃないかなぁ?」
「何をだよ。。」
「琉君はこのままだと目覚めないよ?」
ッ…。
「そんなこと…無い。」
「目覚める為の方法あるんだけど僕も神様だからね。人間干渉し過ぎると良くないんだ。だから取引しないかい?」
…本当にそんな方法あるのか?
「取引条件を言え」
「君が彼を好きだと認めて、彼にキスをしたら目覚めさせてあげるよ。」
「何を馬鹿な事を言っている。」
俺があいつの事を好きって認める?
好きでも無いのに?
「良いの?そんな我が儘言ってると死んじゃうよ?」
くっ…。
「し、仕方なくだぞ!?」
「はいはい。それでもキスはするんだよ?」
「わ、分かった。」
琉にキス…。でもしなきゃ…死んじゃう。
嫌だ。感謝しろよ。琉。
「チュッ…」
「ん、ここは?」
「起きた?ここは病院だよ。」
「俺は助かったのか。奇跡だな。」
「そーだねー」
「何でお前は顔赤いん?」
「き、気のせいだよ!」
「ま、ありがとな」
!?
「な、何の事?」
「いや、何となくお前が助けてくれたんだろうなって」
「そっか。もう少し休みな。お休み琉」
あの変態。今回ばかりは助かったよ。




