変態様!!!
これは…酷い。
私の国語力っ!!!
…ハッ!
ここは?辺りは真っ白だな…。
凄いデジャブを感じる気がするが気のせいだよな。。
「ジャッジャーン。神様だよ」
んーコイツ中二病なのか…。
いや、悪くは無いと思うぞ。それも一つの個性。
「イヤイヤ!!中二病じゃないよ!忘れちゃったのー?前に出て来たでしょー」
人の心を読むな。覗き魔。
そして、誰だよ。
「ドナタデスカ」
「そんな怪しい人を見る様な目で見ないでよ!」
「いや、明らかに怪しい人です」
「んもー前に出てきたじゃん?人の心読んでくる変な奴。考えてみ?」
……………チーン!
ちっ。
「何の用ですか。変態様」
「え、今心の中で舌打ちしたよね!?ねね!絶対したよね!?しかも変態様じゃないよ!?」
「気のせいです。煩いです。さっさと要件を変態様。」
「ぐっ…何かムカッとくる。まぁ、いいや。それより今回の事で更に琉君の事意識しちゃってるんじゃない?」
「何の事ですか意味分かりません変態様。」
「ほ、ほぅ。なら。この映像を観てもらおうか!」
…ッ
「おい!変態。何のつもりだ?」
それは告白の時の映像だった。
「いんやー別に深い意味は無いよー?」
「降りてコイ。その羽へし折ってヤルヨ。」
「きゃーこわーい。」
うぜぇ!
「何が目的だ変態」
「いやー僕はね、ただ君を可哀想に思ってるだけなんだよ?」
「どーゆー意味だ?」
「それは君が分かってるんじゃない?」
「さっぱりだな」
「そーかい。なら教えてあげよう。君は女の身体になった。そして、昔からの『憧れ』の琉とは異性同士。そして、君の憧れは『恋』に変わった。だけど、男の気持ちが邪魔して素直になれない。つまり君は大好きな琉君と本当はもっとしたい事など出来ない訳だ。どーだい?可哀想だろ?…って寝てるし!?」
「んあっ?あぁ…悪い話長くてついな。言っとくけど俺は琉を憧れと思っても好きだと思った事は一度も無い。」
そぅ。一度も無い。例え胸が高鳴ってもそれは憧れだからだ。
「君はそーやって誤魔化していくんだね。」
誤魔化してなんか無い。
「まぁ、僕はもう少し観察させて貰おうかな。それじゃ、またね」
「2度とくんな。
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あー嫌な夢見たわ。
くっそ。なんだよ。
俺が琉の事大好きとかふざけんな気持ち悪い。
「おぅ、皐月起きたかおはよう。」
ドクン。
?!何だ!?ただ、起きてこいつの顔見ただけだぞ?
なんでこんなに顔が暑いんだ!?
くっそもう一回寝る!!
あ〜ほんとイラつく、あの変態が。
「また、寝んのかー?」
「うっさい!バカ!!」
「うぉっなんだよ!あ、俺も寝よーかな。久々に一緒に寝よーぜ。」
ドクドクドクドク!!
煩い!なんだよ俺の心臓!意味分かんねー
ガサガサ…
!?
「ちょ、なんでこんなに近く来てんだよ!」
ドクドクドクドクドクドク…
「えーいいじゃん。ま、お休みー」
「お休みじゃない!離れろってもぅ寝てるし!寝つき良すぎだよ!」
あーーーもーーー!!!
心臓煩い!
「ファ!?」
「ちょ、バ…カ…どこ触って…んっ……のよ。」
「皐月~好きだぞ~ムニャ…」
!?
意味分かんない!寝ぼけて無かったら殺してるよ!
「あっ…んんっやめっ…て。おきて…んっ、る…でしょ…殴んんんっ…ハァハァ…る…よ…」
「メロンパン…美味しそ…う…」
こいつ、本当に寝てんのか!?
「いい…加減にッ…し……ろぉぉぉぉおおお」
ドサッ
ふぅ…何とか落とせた。琉今日やけに寝相悪いな。
起きてんじゃねーのか?!
ブニー。
「あぁ…メロンパンがぁ…」
寝てるな。。。
ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクドク!!!!!!!!
あーーーーーー!!!!!煩い!!!!!!!!
もぅ!寝る!寝るんだぁぁぁああああああ!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「おはよう、皐月!あれ?どーした目の下クマできてんぞ?」
「てめぇーのせいだ!ド変態!!!!!!!!」
「え?!何でだよ!教えろー!」
(´ー`)フッ




