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東方姉妹記  作者: 葉織 水奈
魔法編
24/26

七色の羽

 あれから那穂海の魔法の練習は数日間行われた。

 初日と二日目で三人が教えた大体の魔法が出来てしまい、誰もが驚いた。

 三日目からは、魔法の作り方も教わっていた。

 那穂海はかなり高い理解力があるらしく、簡単な術は組めるようになってしまった。

 その様子を見ていた魔理沙さんは、「うわ~! 那穂海を弟子にしたい!!」と騒いでいた……


 私の能力はなかなか難しいもののようで、紫さんがいないと教えることが困難らしい。

 魔女の三人からは、「能力が暴走する感じはまだ無さそうだから、このままでもまだ大丈夫よ」と言われている。

 実際、私も能力のことは忘れている……





 さて、紅魔館に通い続けること二週間ほど。

 そろそろ那穂海の魔術練習は終わりに近づいていた。

 実際はほぼ終了しているが……


 今日は何故かレミリアに呼び出されている。

 詳しい要件は伝えられなかったが、どうやら地下にある一室にいけとのこと……

 

 初めて地下にやってきた際、奥のほうに一本だけ続く道があった。

 今回はその奥に進むことになった私と那穂海。

 付き添い人は咲夜さんと魔理沙さん。

 レミリアは自分の部屋にいて、アリスさんとパチュリーは図書館でなにか調べ物があるらしい。

「おいおい、大丈夫なのか? 咲夜よ」

 魔理沙さんが咲夜さんに話しかける。

「ええ。貴方がいるのだから」

「とは言っても、この二人を何故連れて行く必要が?」

「お嬢様のお考えはわからないわ」

「そうか……」

 魔理沙さんがため息を一つついた。

 地下廊下が段々暗くなり、少し肌寒い感じがしてきた……

「ねぇねぇ魔理沙~。この奥にだれかいるの?」

 那穂海が魔理沙さんに聞いた。

「うーん……居ることはいるが……」

 何故か言葉を詰まらせた魔理沙さん。

「さて……ここよ」

 咲夜さんにそう伝えられ、立ち止まる。

 目の前には横幅がとても大きな鋼鉄素材と思われる両開き扉があった。

「ねぇ、このトビラ、魔法掛かってるよ?」

 那穂海の言う通り、魔法陣のようなものが扉に書かれており、ほのかに青白く光っている……

「今解きますので」

 咲夜さんが一本のナイフを手に持つ。

 すると、青白く光る魔法陣を扉どうしの溝に沿うように、縦に切り込みを入れた。

 魔法陣が半分に分かれ、「カチャッ……」と鍵が開くような音がすると、魔法陣の光も消えた。

「さて、入りましょう」

 咲夜さんが一番最初に扉を開けた。

 扉の先は真っ暗闇で何も見えない……

 那穂海が暗闇で少し怖がっていた。

「行こうぜ。那穂海」

 魔理沙さんが那穂海に手を差し伸べる。

「うん……」

 那穂海はその手をとり、魔理沙さんと共に中へ入っていった。

 最後に私も恐る恐る入る……




 寒気を感じる……

 中はとても暗く、ほとんど何も見えない。

 この暗闇には私を含め四人居るはずだが、何故かもう一つ強大な力を感じる……

 咲夜さんと思われる人が手を叩き、音が鳴る。

 すると、暗闇の中から明かりが灯された。

 目の前には三人がいた。

「で、咲夜よ。そろそろ二人に何のためか教えたら教えたらいいんじゃねえか?」

 魔理沙さんがそう言った。

「そうね。今日はお嬢様の方針で、二人に会って貰いたい者がいます」

 会って貰いたい者?

「その先にいるぜ」

 魔理沙さんが奥へ指をさす。



 すると、奥から足音がゆっくりと聞こえてくる……

 金色の髪と紅いドレス、背中には七色に輝くダイヤのような羽らしいものがあった……

 見た目は那穂海ぐらいの幼さ………

 足音の主がゆっくりとこちらに歩み寄ってきた……

「お出ましかな? 妹様よ」

 魔理沙さんが言った。

「ふふふっ……」

 虹色の羽を持った子が不気味に笑った……




魔「さてと……咲夜、また遊んでやれってことか?」

咲「ええ。正解よ」

魔「そういうことか。二人は顔見合わせってとこだな?」

咲「いいえ……那穂海様の方は妹様と遊んであげなさいと」

魔「マジかよ!? 大丈夫なのか?」

那「わたしはいいよ」

咲「安全のため、私と貴方もサポートするのよ」

魔「へいへい。了解☆」

直(なんだか凄く荒れそうな予感……)


次回もお楽しみに!

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