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東方姉妹記  作者: 葉織 水奈
永夜編
16/26

苦労の3日

永遠亭訪問後すぐに三日間泊まることになった私達。

振り返ると、那穂海は楽しそうだったが、またひとつ進歩した感じがあった。

対して、私自身はなぜだか疲れがまた溜まってしまった気がする・・・

「はぁ~・・・」

この三日間の出来事を思い出してしまい、ため息をつく私だった。

那穂海は嬉しそうだったけど。

私の身に何が起こったというと・・・



~1日目~

慧音さんに連れてきてもらい、永遠亭に泊まることが決定した翌日。

那穂海は朝はやくからウドンゲさんに連れられてどこか別の場所に行った。

私は特にすることがなく、暇だった。

とりあえず、屋敷の周囲でもぶらぶら散歩がてら散策しようと考え、外に出ていった。

外はやはり朝だというのに深い竹林のせいで、陽の光あまり届かずうすぐらかった。

「何かないかなぁ・・・」

どうも外を散歩していると下を向いて面白いものが落ちてないか探してしまう癖がある私。

現実ではあまりいいものはなく面白くなかったが、幻想郷は少し下を見てみるとよく色々と見つかることが多いため、どうしても夢中で探してしまう。

今日も例にもれず探してしまっていた。

数分歩いていると、

「んん?」

そこには落とし穴のような仕掛けが施された場所があった。

(落とし穴・・・だよね)

まるで小さい男の子のする古典的ないたずら術が今ここに仕掛けられていた。

でもこの辺に男の子が居るのかな、と考えた。

(仕掛けの範囲はそれほど広くない。いや、むしろ狭い気がする・・・)

「となると、横周辺にはまだあるはず・・・」

落とし穴一つに結構真剣に思考を巡らせた結果、

「なら、こうだ!」

落とし穴を飛んでまたぎ越す!

正解は・・・!

トッ

「よし、回避!」

うまく落とし穴を回避できた。

回避もでき、また散歩を再開して歩き始めた。

が・・・

ガサッ・・・!

「おりゃ~!!」

「へっ?」

突然草むらから飛び出した子に謎の飛び蹴りを食らわされた。

結構飛ばされて転がる。

「な、なにいきなり!」

しかもかなり痛い。

「なぜあの罠を見破った!!」

ピンク系のスカートの少女・・・って、二回目のうさ耳っ娘と遭遇!

「な、なぜって、大体のパターンからかな?」

「うぅ~・・・今度はもっと考えて作らなきゃ!やっぱあれはレイセン専用罠だ」

結構この子も悔しいっぽそうだ。

その子はどっかへすぐに走り去ってしまった。

「何なんだろ?あの子?」

その後は散歩も問題なく終わり、他にも特になかった。



~2日目~

この日の散歩は何も問題なく終わり、屋敷の中に戻ったとき。

「直海さん。師匠がお呼びです」

ウドンゲさんが私を呼びにやってきた。

「そうなんですか。すぐ行きますね」

というわけで、ウドンゲさんと共に永琳さんのところへ。


「やっときたわね」

永琳さんの机にはいつもながらたくさんの薬品などが多くおいてあった。

「どうしましたか?」

私が聞いてみると、

「突然なんだけど、これ試してみて」

いきなり謎の液体を出された。

「こ、これはなんですか?」

「ふしぎなくすり、といっておこうかな?」

ふ、ふしぎなくすり・・・

「大丈夫、なんですか・・・?」

「大丈夫。ある程度はしっかり調合済み。あと数人にテストしたから」

「もしかして、先日飲まされたのって、それですか!?」

ウドンゲさんが驚いていた。

「そうだけど。あのあと何も害はなかったでしょ」

永琳さんが質問返し。

「はい。むしろなぜか自分の能力が使いやすかったです」

「なら成功ね。ということよ、直海」

なぜか説得力がました。

(あれ?これって強制かも・・・)

「他にも、姫様、てゐ、自分自身とテスト済みよ。結果は全員良好」

どうやら他の人も大丈夫らしい。

しかし、この話によって更に説得力がまし、ほぼ絶対飲めって感じになってしまった。

「はい。飲んでみて」

「は、はい・・・」

(色がなんか凄いエグいけど)

結局服用・・・

ゴクッ

「どうかしら?」

永琳さんがすっごく観察してくる。

「特に、何も・・・」

「なら半分成功ね。でもまだこれからだわ」

「えっ!まだ半分ですか」

「ええ。あなた、能力ってまだないよね」

能力・・・そういえばまだ何も。

「なら、もしあなたに能力があるなら、薬の成分が作用して数分後発熱するね」

「はっ、発熱!」

「風邪とかじゃないから一日で治るかな?ただし、作用する量にもよる」

「「ええ~!!」」

こりゃほんと驚きの事実だった。

結局、よりによって発熱しました・・・




~3日目~

今日はよりによって発熱のためほとんど寝込んでいて、おとなしくしてた。

那穂海は元気に訓練しているなか、姉の方は寝込んでいた。

ウドンゲさんに結構お世話になってしまった。

どうもやっぱりお世話になってしまうのは気が引けてしまう・・・

永琳さんの作った薬について聞くと、

「あれは能力者なら一時的に能力増強、ない場合でも少しでも能力のかけらがあれば反応して呼び覚まし安くする薬よ。そのかわり、何もない人にはただのジュースだけどね」

といっていた。

てことは、今後私も何か能力持っちゃうんかな?

那穂海みたいに修行とかは・・・勘弁かな?







「お姉ちゃん、どうしたの?」

「ん?いや、なにもないよ」

「ならいいけどね」

はぁ~、と溜息。

なぜか私は大変な思いしてしまった気しかしない三日間だった・・・

ウ「外にきたはいいんですけど・・・」

て(よし、そのまま前!)←草むらに隠れてる

う「師匠も色々たいへんでっ・・・!」

ドーーン!!

て「やった!また引っかかった!」

ウ「また落とし穴ですか!!」

て「よく引っかかるね。キヒヒッ」

ウ「このっ、てゐ!」


次回もお楽しみに!

(次回、二度目の訓練中那穂海視点)

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