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東方姉妹記  作者: 葉織 水奈
永夜編
13/26

幻想郷の寺子屋

慧音さんのところにやってきた翌日。


「さぁ、起きたまえ!」

言葉に反応して少しもぞもぞ動いていたら、布団をガバッと剥がれてしまった。

そういえば、今は紅魔館じゃないんだった・・・

「眠い・・・」

私は目をこすりながら立ち上がる。

那穂海もまだ眠たそうな顔をしていた。

時間を見ると、まだ6時だった。

「早いですね」

私が慧音さんにねむそうに言った。

「毎日先生やってたら朝も早くなってしまうからな」

慧音さんはそう言いながら、元気にあっちこっちを掃除して回っていた。

(そうだった。ここは学校みたいなところだった・・・)

まだ眠い目をこすりながら、朝の行動をはじめた。



朝食を取り、思考回路もある程度覚めてきた頃、午前9時。

この時間になると、小さな子供たちがワイワイと寺子屋にやってきた。

子供たちはここにやってくると、南側の一番広い部屋にいく。そこでいつも授業をしているらしい。

別室から戸口の方の様子を覗いていた私達。

子供たちを見てみると、6歳ぐらいの子か12歳ぐらいのまだ幼い子達が多かった。

「結構来るね」

「そうだね」

大体30~40ぐらいはいただろう。

慧音さんはよくこんな数の子供たちを教えられるんだと、すこし驚いた。

子供たちの出入りがほとんどなくなると、慧音さんの声が聞こえてきた。

多分授業が始まったんだろう。

私と那穂海は頼まれたお使いにいくため、出入りの少なくなった戸口から外へ出ていった。




お使いにいったはいいが、どうもお店の場所がわかりにくく、時間がかかってしまった。

色々と頼まれた品を買い出し、やっとの思いで寺子屋に帰ってきたのは午後1時ぐらいだった。

寺子屋の前では、休憩の時間なのか子供たちが楽しそうに駆けまわったりして遊んでいた。

遊んでいる子供たちの横を通り、寺子屋の中に荷物を置きに入った。

そして、別室の方に行くと、慧音さんもお茶を飲みながら休憩していた。

「おかえり。どうだい、お店はだいたい分かったかい?」

「はい。全部買ってこれました」

「ありがとうな。済まないね、君たちに頼んでしまって」

「いえ、私達も村の中を覚えておきたかったので」

実際、お店を探しながらある程度村の中がわかった。

これで、今後を少し個人で行動していくのが楽になる。

「そうかい。それはよかった」

慧音さんが言った。

「帰ってきた矢先にすまないが、子供たちの様子を見に行ってもらえないかい?」

「いいですよ。何人ぐらいいますか」

そう聞いてみると、実際は40人弱と言われて、やっぱり多いなとおもった。

「ほとんどの子達はこの辺の外で遊んでいる。教室にも数人ほど女の子たちが遊んでいると思う。」

「分かりました。様子を見てきますね」

「見てきまーす」

「ふたりともありがとな」

慧音さんがお礼を言う。

今後、ここにお世話になっていくため、ある程度子供たちにも慣れておこうと考えた。


まず、教室の方をのぞいていく。

中では、小さな女の子たちがおとなしく遊んでいた。

ここの子達は問題無さそうなので、外に出てみた。

外では、男の子を中心に遊んでいた。

たまに女の子が混ざっていたり、女子同士で遊んでいたりと自由な時間を過ごしていた。

声をかけてみると、元気に返事をしてくる子が多い。

その中に、那穂海が知っていた女の子もいたらしく、

「あの子、すっごく元気になってたよ!」

と喜んでいた。

ある程度、見回り終えると、「みんな、授業はじめるぞー!」と慧音さんが大きな声をだして言った。

その掛け声に、子供たちが一斉に教室へ戻っていく。

私達も中に戻ると、慧音さんに声をかけられた。

「これから、君たちにも授業の手伝いをして欲しいんだが、よいかな?」

「問題なければ、お手伝いします」

私が答える。

「ありがとな。でわ、いこうかね」

「はい」

私達も教室へ入った。



あのあと、慧音さんが私達を子供たちに紹介すると、結構喜ぶ子が多かった。

授業は算数だった。

私達もわからない子に教えてあげたりした。

でも、慧音さんの教え方は丁寧で解りやすく、何より面白い雰囲気があった。

現実の学校教師にも慧音さんみたいな先生はそうそういないと思う。

(あーあ、こんな先生がいてくれたらなぁ。)

それぐらい、いい先生だなと強く感じた。

3時ぐらいになると、授業は終わり、子供たちは続々と帰っていく。

数分すると、全員帰ってしまい、私と那穂海、慧音さんだけになった。

「助かったよ。数が多いもんだからやはり二人違うだけでもかなりスムーズに授業ができた」

慧音さんが喜んでいた。

「慧音さんの授業、とてもわかり易いです」

「うん、とってもわかり易かった!」

私達がいうと、

「そうかい。それはよかったよ」

また、慧音さんが喜んでくれた。

「明日からも、よろしくな、ふたりとも」

「「はい!」」

結構、ここの学校は楽しいところだなとかんじた。

直「買い出しの時に買った団子、チョー美味しかったね」

那「うん!また食べたいね!」

直「そうだね。また買いにいこうね」

那「うん!」

直(でもあの団子、どうしてあんなにうまいんだろうなー。また行こうっと!)


次回もお楽しみに!

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