第10話 『先生の実家が“特撮ヒーロー星”だった件』
~ある日の放課後、生徒指導室前にて~
陽菜「ねぇ星司。今日、担任がこっそり**“帰省先の座標”**をプリントに書き込んでたの見た?」
星司「まじで?持ってきた?」
陽菜「はい、ドン。」
(バッと広げると、謎の星系図と数字列)
星司「これ……“HIP 113020系第3衛星”……!? 完全に太陽系じゃねえ!!」
陽菜「検索したら、距離:地球から14光年。何で日曜の夜には帰ってくる予定なんだよ。」
~座標から“実家の星”をググってみた(星司の宇宙記憶による)~
星司「うわ、ここ……ゼオ=リオン星じゃん。」
陽菜「なにそれ?」
星司「宇宙的に言うと“正義と爆発と変身の星”。年間ヒーロー輩出数は宇宙トップクラス。」
陽菜「えっ、実家そこなの?うちの担任、“名門ヒーロー家系”だったの!?」
星司「なんなら昔の宇宙番組で見た気がする。“伝説の光教師ガン=マスター”とかいうのがゼオ=リオン出身……」
陽菜「絶対血縁者じゃん……」
~場面転換:休日の担任(謎映像)~
(星司の観測ドローン視点)
担任(謎スーツ姿)「正義の提出物指導は、銀河の果てまで続く!」
\ピシャアアアン/
(背中から翼が展開・大気圏突破)
星司「見たか陽菜……!帰省ってこれだよ……!今、音速で飛び立ってったぞ!!」
陽菜「ていうか今、“正義の提出物指導”って言った!? 教師モードのまま宇宙に帰った!?」
~翌日:帰ってきた担任~
担任(やたらテンション高い)「いやぁ、やっぱり実家の“爆裂正義温泉”は最高でしたねぇ」
陽菜「爆裂……?」
星司「正義……温泉……?」
担任「はい、実家の温泉は入ると**“正義のテーマソング”が流れる仕様**でして」
星司&陽菜「いよいよダメだこの人!!」




