椅子の後ろからヲタグッズがみえてる
…頑張って着替えました、僕です。なんで「羅伊亜」の姿のままで着替えなきゃいけなかったんだろ~。
このことがバレたら、間違いなく彼女の妄想の餌食になる!…あ~、それだけは避けたいな~。
まぁ、何とか王城につきました~。
ていうか、なんで王城に入るだけで特殊な格好しなきゃいけないんだろー。何時の間にかアイラさんも着替えてるし。
まぁ、服はとても可愛いよね~。ただ…
これ完全に某「ネギが標準装備の歌姫」の服じゃん。あっ、ネギもちゃんとついてたよ~。あれ?王様まさか…?
「私はこの城の主であり、この国の王であるビーンじゃ。」
この人が王様か~。…あっ、椅子の後ろからヲタグッズが見えるや~。もうダメじゃん。みっくみくにされてんじゃん。
よく選挙で落とs「どうかなされましたか?勇者様。」
あ~、話よく聞いてなかったや~。ここから先は真面目に聞こうかな~。
「今から約10年前、隣の国の凡ミスで魔王が復活してしまったのじゃ。」
凡ミスで復活できたって結構すごいよね~。魔王に拍手~。
「そこで我が国は兵士を育てると同時に、勇者を魔方陣で召喚してるのじゃ。」
そこで1つ疑問が完成しました~。
「何で異世界から勇者を召喚するんですか~?」
「…この世界では茶髪にハイパー童顔で、琥珀色の目をした子供は絶対に生まれないんじゃ。じゃが茶髪にハイパー童顔で、琥珀色の目をした人物は魔王を倒す属性「ロリ属性」を持っているんじゃ。」
魔王にロリコン疑惑が出ちゃったや~。
「そしてソナタは第1052代目の勇者に任命されたのじゃ。」
ちょっと待ってよ~。第1052代目ってどうゆうこと?僕の前にも(ロリ属性)勇者が1051人もいたの?
《ぼくは なかまを はっけんした!》
…何処にいるか知らないけどね~。
「そういえばソナタの名前はなんじゃ?」
あっ、考え事してる場合じゃないや~。王様の質問に答えないとね~。
「僕の名前は《ミサト》です~。」
椅子の後ろからヲタグッズがみえてる