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掃除屋総統とその娘

「…ねぇ、本当に大丈夫?このあと私達コンクリに埋められたあとに海に沈められたりしないわよね?」

「大丈夫…な、ハズ…多分…きっと…」

小声でそんな会話をする。緩やかな雰囲気の中で僕とルナの身体は緊張で震えていた。そういえば、クロは?と横をみてみると…

「……………………」

両目は閉じられ、首はこっくりこっくり船をこいでいる。寝てるね。…寝てる…?……寝てる………寝てる!?この状況で!?

「ちょ、起きて!」

「ふぇ?」

幸いにも?少し揺らしたらすぐに起きた。

「悪い。座り心地が良かったもんで」

だとしても今じゃないでしょ!?

すると、クロマティさんが笑い出した。

「ハッハッハ。自由で結構。」

「別にカシラはお前らをどうこうするつもりは(多分)ねぇよ。…ただ、寝るのはどうかと思うが」

ユーフォさんのその言葉で、僕とルナの肩の力は少し抜けた。

「すみません…招いていただいたのに…」

「いやいや。むしろ、こちらが追っていたゴミ共の情報が多く手に入れられたのは君達のおかげだ。本当に感謝したい…面目ないが、うちの構成員も助けてもらってるしな」

はぁ。そういうものなのかな。……さらっとフューチャーズのことをゴミ共って言ってたのは気のせいかな?とか思っていると、ルナが口を開いた。

「すみません。少し、気になることがあるのですが…」

「構わんよ」

「レイの親御さんですか?」

割とバッサリ聞いた。確かにクロマティさんのフルネームはクロマティ・マガイでレイもフルネームはレイ・マガイ。何か関係はあるのかな?

「血は繋がって無いがね。あの子は捨て子だったのをユーフォが見つけて拾ってきたんだ。」

「あ、そこは本人から聞きました。」

「レイから?わざわざ言うなんて珍しい…」

と、クロマティさんは目を丸くする。

「私が聴きたいのは、何でクロマティさんの姓を持ってるかです。」

確かに、組織として拾ったのならばわざわざクロマティさんの姓をつける必要はないはず。

あー。と、ユーフォさんが声をこぼしながら顔に手を当てる。少しの沈黙のあと、クロマティさんが続けた。

「……………………いや、まぁ、うん。本当はユーフォに見てもらうつもりだったんだが……………そうそう、[[俺にはこういうのは向いてません。]]って私に任せたんだ」

…なんか、間があったような気がする。ルナも少し首を傾げていると

「と、まぁレイについてはこんなところにして……話本題に移ろう。」

と、無理矢理話題を変えてきた。

「君達を呼んだのはその実力を鑑みた上のものだ。……その力を持って、一つ頼みたいことがあるんだ。」

雰囲気が変わった。優しい雰囲気ではあるけれど、その中の仕事モードと言ったところだろうか。

「なんですか?」

「フューチャーズの完全壊滅に力を貸して欲しい」

…………え?

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