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AMIGO

レビュー執筆日:2022/7/18

●全体的に非常に明るい感じで、ミスチルとは「別物」。


【収録曲】


1.ウカスカアンセム

2.mi-chi

3.サンシャインエブリデイ

4.でも、手を出すな! (2014 Ver.)

5.握手

6.縁 JOY AMIGO

7.春の歌

8.勝利の笑みを 君と

9.My Home

10.手を出すな! 再び (2014 Ver.)

<ボーナストラック>

11.Special talk about「勝利の笑みを 君と」

12.勝て! ペスカドーラまち


 Mr.Childrenのさくら和寿かずとしとGAKU-MCの二人によるユニット、ウカスカジーの1stアルバム。私はMr.Childrenが好きで、その影響で今から8年程前(リリース当時)にこのアルバムを聴いたのですが、当然ながらその音楽性はミスチルとは大きく異なっていました。それを特に強く感じられたのが『手を出すな!』という曲。サッカーをテーマにした曲らしく分かりやすくサンバの要素を取り入れつつ、GAKU-MCの小気味良いラップや桜井和寿の癖の強いボーカルも上手く活かされており、まさにこのユニットらしい曲と言えるでしょう(この曲がシングルとしてリリースされた時点ではまだウカスカジーとして活動していませんでしたが)。その他にも『手を出すな!』にロック色を加えた続編と言える『でも、手を出すな!』や陽気なラテンナンバーの『縁 JOY AMIGO』といったミスチルではまずやらないような楽曲が結構見られます。


 また、『mi-chi』や『サンシャインエブリデイ』、『握手』のような力の抜けたポップチューンも多く見られます。ミスチルのアルバム曲にもこういう雰囲気のものはあったりするのですが、GAKU-MCの「軽い」感じのボーカルによって「力の抜けた」雰囲気がより強調されているようにも感じられ、こういった楽曲も「ウカスカジーならでは」と言えるかもしれません。


 ストリングスを取り入れたバラードの『春の歌』や複雑でポップなメロディを聴かせる『勝利の笑みを 君と』のようにミスチルの雰囲気を色濃く残した曲もあるものの、曲調・歌詞の両面から全体的に非常に明るい感じで「ミスチルとは別物」という印象があるアルバム(ミスチルとの比較ばかりになってGAKU-MCのファンの方には申し訳ない感じの表現になってしまいましたが)。個人的には「力が抜けた」雰囲気よりも『手を出すな!』等から感じられる「ノリの良さ」をもっと強調させて欲しかった印象があり、そういう意味ではやや物足りなく思えるところもありましたが、肩肘張らずに気軽に楽しめる作品になっているのではないでしょうか。


評価:★★★★

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