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成長

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 タタタタタ。


 垂れ耳をピン! と立てた。


 何かがこちらに向かって来ている。


 暇をもて余してクッションをふりまわしていたジニアは、ポテポテと裏口に向かったのだ。


 バタン(扉を開けた音)




 オリホック「ハッハッハッ。ただいまジニア」


 挿絵(By みてみん)




 目の前には、若くて甘い顔の青年が立っている。


 ジニアの中に、あれあれあれ? とした気持ちが湧いて……。


 持っていたクッションをポトンと落とした。


 苦笑しながらも自分を見ている優しい瞳。




 ジニア「オーオー!」


 ピョンと飛びついたのだった。


挿絵(By みてみん)




 オリホック「嘘だろう?」


 ジニアは、ふわっふわの垂れ耳を擦り付けてきた。


 オリホック「覚えてくれたのか? ジニア!」


 ジニア「オー、オー」


 オリホック「ジニ」


 ギュッとすれば、温かい体温がキュッとしがみつく。


 ここが、自分の帰る場所なんだなと強烈に魂に刻み込まれた。


 オリホック「ジニア……」




 ジニア「キャア」


 それから嬉しくて、高い高いしながらいつまでもくるくると二人で踊ったのだ。




 試験を無事合格したオリホックは浮かれ過ぎていて、ジニアが目を回してしまうまで続けた事で嫌われてしまい、しばらく近寄らせてもらえない目に合うのだが、それも家族ならではの事である。






■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

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