隙間
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オリホック「今朝は静かですね」
ダチェラ「後で、あれ、出しとけよ」
オリホック「えっ?」
オリホックは、何の事だかわからず部屋を見て回った。
ジニア「う~う~」
昨夜詰めておいた荷物だ。
オリホック「これか……」
ジニア「オ~オ~」
ニパッと笑った。
髪も垂れ耳もぐしゃぐしゃだ。
オリホック「ハァー」
黙ってジニアをリュックから出すオリホック。
ジニアは不満気にオリホックを見る。
ジニア「あー、ぷーぶー」
オリホック「ジニ……お前は荷物じゃないから持って行く事は出来ないんだよ」
ジニアは口を尖らせたままだ。
オリホック「私だって連れて行きたいんだよ……誰かさんは、少しの間会わないとすぐ忘れちゃうからね」
ちっさな鼻を突っついた。
ジニア「あう~」
それから、ジニアの柔らかな頬に頬を寄せて抱き上げる。
ジニア「オ~?」
オリホック「さあ、うまうま(食事)にしよう」
ジニア「ま~? あい♪」
もう笑顔になっていた。
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