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倒れる

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 挿絵(By みてみん)


 息を切らして走って帰ってきたオリホック。


 数ヶ月ぶりだった。


 オリホック 「ジニ! ただいま」


 作業場にダチェラといたジニアに駆け寄ったオリホック。


 ジニア 「んー」


 ダチェラの後ろに隠れようとする。


 オリホック 「ジニア?」


 ジニア 「ん、やー」


 そう言って、ダチェラに抱きついた。


 呆然として立ち尽くす。


 ダチェラ 「長い間居ねえから、忘れちまったんだろ。そんな所に突っ立ってねぇで、そこに座れ。ん」


 お茶を入れに行くダチェラに、ジニアは、置いていくなと言わんばかりに着いて行ってしまった。


 ケチョン。


 オリホックは、あまりのショックでばったり倒れた。


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