この世界の仕組み
今回は番外編で、この世界の真実の一部のお話です!
楓華の名字間違えてました。
× 山口 楓華
◯金原 楓華
今回は説明会です!
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「さあさあさっきは旅行の話でうやむやにしたが、この世界の仕組みを教えてもらおうか?」
「えー……あとで。」
めんどくさそうなかえで。にすかさず用意しといた大量の駄菓子を渡す。
「さあさあ説明してあげるわ!」
こいつ、ちょろいな。
「この世界が死後の世界ってことは言ったわよね。
モゴモゴ、でねこの世界は未練のある人が残ることができるの! ここだったら生前の記憶もあるし、月に一回だけなら生者の世界に行くことが出来るの! 」
凄い勢いで駄菓子を食べるかえで。喉に詰まらせねぇのかな。
「ごっ⁉︎ ごごぎずばばびだ! (のどにつまらした!)」
「はいはい、水どうぞ。」
すかさず水を差し出すとすぐに飲み干した。こいつに限界という言葉は頭の辞典に無いんだろうな。
「……ぷはー‼︎ でね? 転生することは出来るのよ、転生トンネルを潜ったらね! でもそんな未練たらたらじゃ転生して生まれ変わっても性格の悪い人になっちゃったりするの。それじゃあ魂が汚れていくだけなの。
だ・か・ら! 私たちがおたたり相談事務所を作って魂を清めるの!
それから転生してもらう。どう? いい考えだと思わない?」
かえでは山ほどあった駄菓子をもう食べ終えた。こいつは限界という言葉があんま必要ないのかな?
てかこいつはただのアホだと思ってたけど結構真面目なことを覚えれるのか。
かえでは立ち上がってくるくると回り出した。
「でも祟ろうと思ってる奴なんて危ないんじゃないのか?」
「そこは大丈夫! 祟るたびに魂のランクが下がってしまうからね!祟りすぎると虫になっちゃうの。」
「……怖いな」
かえではどんどん回るスピードを高めていってる。
嫌な予感しかしないな。
「だからそうむやみに祟ろうとしないから大丈夫よ!
まあ祟り相談だけだったら客はあまり来ないだろうし、兼業? で何でも屋をしようかなーって。」
「いいんじゃないか?危なくないし。」
「よし!みんなから賛成されたし、この世界の説明もしたし、さっさと仕事……うっ、気分悪くなってきた。」
かえではようやく回るのを止めた。やはりアホだ…
次回は旅行回です!
読んで下さってありがとうございます!
次回もよろしくお願いします(*´∀`*)