これはやばい
体育祭二日目。
「昨日はどうもぉぉぉぉぉおおおおお‼‼‼‼俺が勝っちゃってすみませんねぇええええ‼‼」
何故か黄色組みが断トツでトップとなっていた。聖夜がチ―トすぎる件について。
「くそっ、あそこで僕がこけなければ……まだ使いにくいな、この足」
「にゃ?そうか?調整が必要かもしれんにゃ」
「いや、そういうことじゃなく……へいじの調整は完璧なんだが、僕の方がね、少し」
昨日何があったのかと言うと、つまりは聖夜がバカ勝ちしたのだった。僕からして見れば、まだ全然夜宙もかなちゃんも全力を出せていないように思う。
「聖夜、今のうち、そうやってはしゃいどけ。だが今日終わったても同じでいられると思うなよ」
「おまえって外国人だっけ?」
「くそぉ!文章力が足りない‼」
どうやら僕はかっこつけるのに向いていないようだ。
「とにかく、二日目だ‼」
「……もう帰りたい」
「うん、ちょっと慣れてきたよこの足」
「ほんとかにゃそりゃよかったにゃ」
「へいじ、作戦Dだ」
「え?マジで言ってるにゃ?ケン。本当にいいのかにゃ?」
「うよぉぉぉし!わたしも頑張るチャンになるよ!」
「加奈子の為にも私、頑張る」
「あ、そうだ夜宙。聖夜ってば、勝ったら女子の服装をバニーにするって言ってたよ」
「え、加奈子、俺そんなこと言ってな――――」
「あらそれはいけないわね」
「ヤバい夜宙が本気になった」
「……みせか」
「んー?なに?零」
「……負けたらばらす」
「よしこいつ殺す」
「仲間割れはいかんぞー‼‼」
どうやら二日目は荒れそうだ。
聖夜サイド――
一日目は順調に勝てた。まぁ、ワンマンプレーになってしまったのは、素直に他の人に悪いと思ってるが……でもしょうがなくない?全力イコールワンマンプレーなんだから。
そう思いながら俺は、昨日伝えた集合場所に急ぐ。しかし、集合場所についても、人影は見えなかった。
「どういう……ことだ?」
ふと眼を落とすと、そこには紙切れが。
『もう、一人で頑張って下さい 黄色組み一同』
そんな字が読める。うーむ、見間違いだろうか。しかしいつまでたっても文字が変わることはない。
……つまり、俺がワンマンプレー過ぎるから、1人でも勝てるだろって思われたのか?
「無理に決まってんだろぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおお‼‼‼‼」
1人むなしく、しかしその声は響いた。
零サイド――
もともと運動は得意じゃない。
「逃げんな」
しかしそんな俺でも、こんなにも速く走れている。それはなぜか。
止まったら殺されるからだ。
「逃げんなぁぁぁああああ‼‼‼‼」
「……みせか落ち着けっ」
「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」
「……勝ったらばらさん。落ち着けっ」
そういうと、ピタッ、とみせかが止まる。
「なるほどっ、私を本気にさせたいようだね!」
「……そういうこと」
「でも」
「?」
「お前も負けんなよ零」
くそこえぇぇぇぇぇぇええええええええええ…………‼‼
みせかサイド――
※理解できません
夜宙サイド――
「ちょっと夜宙、大丈夫?」
隣りから聞こえてくるのは、頼りになる旧友……いや親友の声。
「え?何が?」
「いや、ちょっと……参ったな、これは僕の予想以上だよ」
「え?何が?」
「やっべぇ手に負えないやこれ」
「え?何が?って、それよりもさ」
「?」
「どうやって聖夜を殺そうかね」
「………ああ、そうだね(これはマジでやばい)」
その時加奈子は思った。この子は私よりヤバい。
もしもの世界を考えました。
夜宙と聖夜がつきあう将来。
……ありえる。
案外うまくいきそうだけど、なんか空白みたいになりそう。
零と夜宙がつきあう未来。
……ありえん。
夜宙にとって零は……零だしなぁ。って感じだと思う。(なにいってんだこいつ)
夜宙とへいじがつきあう将来。
……うわきはよくないぞ?
加奈子と誰かがつきあう将来を考えても、同じことを言いそうですね。
夜宙とケンがつきあう未来。
いや、うまくいきませんねこれは。
好き好き同しがくっついても面白くないんで、ケンには諦めてもらいましょう(夜宙を好きという設定はないw)
姫様はまだでてないしなぁ。あと考えんのはめんどくさいです。(くそ人間)
(そして忘れ去られる小説家)




