体育祭です
「加奈子、退院おめでとー‼」
「さんく―聖夜」
そう言うと加奈子はテンション高めにお礼を言った。
「いんや―本当に久しぶりだなぁ皆。夜宙、みせか、ほら、我慢しなくていいんだ。抱きついて来ていいんだよ」
「え、いいの?躊躇してたけど」
「いいっつーなら抱きつくゼひゃっはー‼」
そう言うとみせかはためらいなく加奈子に抱きつく。夜宙はまだ躊躇しているようだ。
「つーか退院って?」
「あぁ、ケン。俺もさっき知ったんだがな。へいじが教えてくれたんだ」
「……1人で会ってた」
「にゃっはっはっはっはっはっはちょっと来い聖夜」
「いやだね!!はっはっは!」
二人とも目が笑っていない。
「あーもう僕は我慢ならん!率直に聞くけどその足どうしたの!?」
さっきから皆気を使っていたそれ。その片足は―――
メカティックな義足になっていた。
「あ、俺っちがつくったんにゃ」
「お、おまえ……!ついに恋でその域まで行っちまったのか?」
「聖夜、やっぱりおまえこっちこいにゃ」
「ええい話がまとまらない‼‼」
※なる早で!それでいてシリアスなしで‼
「無茶いいおるなー!」
「え、ちょっと待てよ!今のスルーなの!?」
「ごめん加奈子。私たちにはもうこれが通常運転になってしまったわ」
「これについて行くのか私は」
加奈子には手を焼かせる。思えば、これまでもいろいろ頼っていたなぁ、かなちゃんには。
「いやー良かったぜ‼加奈子がこの時期に来てくれて!」
「ふっふっふ。僕もそれを狙ったのさ」
聖夜と加奈子が少し盛り上がっていた。あそこは天才組みだからなぁ……あそこ二人だけいれば、どんな事でも解決しそうだ。
「ってまさか!?」
「おっ、けん。久々に勘がさえたな?」
「まさか聖夜、体育祭か!?」
「あたりさ」
僕の問いには加奈子が答えてくれた。
「今年の体育祭は楽しそうだぜ」
「加奈子が出るって?俺ッちも本気だそっかな」
「わたしもやるぅー!へっへ―い楽しそうだぜ―‼」
「俺はいつも通り全力出すぜ」
「……頑張る」
「私もまぁ、やるだけやってみようかしら」
どうやらみんなも本気のようだ。
いや、マジで今年は荒れるんじゃないか?(にやにや)
フラグ「どんなことでも解決しそうだ」
しません。
加奈子は銃やらナイフやらを使えます。聖夜は素手で相手を倒せます。
さて、剣を扱う人は出るのやら。
「む、よんだか?」
……よんでない。




