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修学旅行前編

「さぁ皆さん!!今日は待ちに待った修学旅行ですよー!」 

僕たちのクラスの担任の女性教師はバスの中でそういう。

 向かう先は東京である‼

「やっはろ、けん!」

「おいっす、みせか」

 バスの中で話しかけてきたのは、前に座っていたみせかだ。ちなみに僕の隣には零がいる。

「東京楽しみだね‼‼」

「はしゃいでんなー。もうちょっとで運転するからしっかり座りな」

「うんわかった!」

 そういうと、出していた頭を引っ込めて、きちんと座るみせか。みせかの隣は夜空が座っている。

 そして、少し離れた所に丙而と聖夜がいるのだが……何だろう、不安しかない。


 そして、やっとバスが動いた。


 流れる雲、見知った街を後にしていく僕たち。修学旅行が始まった、という感じがして、僕は高揚した。

 バスが走って数分後。

「全員動くな‼‼」

 それは始まった。




「な、なんだ?」

 前の方を見ると、銃を持った男が立っていた。

「このバスはジャックした‼‼」

 ……はぁ?何言ってんだあいつ。バスジャックって、はぁ!?

「この銃は本物だぞ‼―パぁん!―」

「きゃあ!」

 その夜宙の声を聞いて、僕も状況が少しわかる。

「おとなしくしろぉ‼警察や親に連絡しても無駄だぞ‼」

 かちゃっ、と僕に銃口を向けた覆面の男。くそ、スマホ出したのばれたか。

 ここはおとなしく従っておこう。ちょっと考えもあるし……

「おい!そこの女‼このバスはどこに向かっている‼‼」

「え、そ、それは……」

 あてられたのは、僕らの担任だった。

「いいかりゃこたえるぉ!」

「はいっ!東京に向かっています‼‼」

「はぁ!?東京!?おいおいここがどこだか分かってんのか!?神奈川だぞ‼」

 そう。実は僕らの学校は神奈川にあるのだ。

「なんで神奈川から東京に行かなきゃならんのだ‼‼せっかくの修学旅行なんだろ!?」

「えっ、は、はい。そうっすね」

 あてられた男子生徒は引き気味で答える。

「おい皆‼どう思う‼本当に東京でいいのか!?大阪とかじゃなくていいのか!!」

 覆面男のその発言を聞いた僕たちは、少し押し黙った。と、そんな中発言したのは聖夜だ。

「俺は大阪がいい‼‼」

「……俺だって本当はUSJに行きたい」

 それまで黙っていた零がボソッとつぶやくように愚痴を言った。

「だが行先は東京だ‼‼変えることはできない‼」

 覆面男は大声でそういう。バスはいつのまにか停まっていた。

「どうせ東京なら……」

「?」

「どうせ東京なら江戸に行きたくないかぁ‼‼」

「ええええええええええええ!? !? !? !?」

 予想外の出来事に僕は思わず大きな声で驚く。

「よーし、そうときまりゃあ行くぞ江戸ぉ‼」

「ちょっと待てよ‼いやおかしいだろこの流れ!」

「いいから行くぞぉ‼」

「話聞けっうわっ‼‼何だ!? !? !?」

 急に足元がおぼつき、僕は思わず座り下を向く。聞こえたのは高笑いする覆面の男の声と誰かの叫び声だった。




 気がつけばそこは江戸だった。

「ちょっと待てぇぇぇぇぇええええええ‼‼‼‼」


やっとこさ修学旅行の話を書こうと思ったら七夕で草。みせかの誕生日じゃーん。多分今回はなんかかまえていたみせかを普通にお祝いして調子狂わせたと思いますよ。はい。

まあ本編はまだ6月何すけどね!!

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