ガヴィー
初谷零。漫画家。名前を聞けば、漫画を読む人なら一瞬で作品の名前が出るぐらいには有名なお方。
そんな彼は異世界で美人になっていた。
……いや経緯!!何がどうしてそうなった!?
「ガヴィード隊長!!」
バン!とドアを開けて、ズカズカと入ってきた数人の騎士達。明らかに不法入居者だ。
だが僕はそんなこと思ってもただこの状況に驚いているだけいやっべどうしよやっべぇ。
「……ルミネントか。どうした」
「いやどうしたもこうしたもないですよ!勝手にいなくならないでください!」
どうやら入ってきた騎士達はここにいる零もといガヴィード・オーヴェンスの関係者のようだ。
「貴様ら何者だっ!」
アンジェーが立ち向かう!いいぞ!追い払え!
「こうゆうものです」
「これは丁寧にどうも。ふむ、この紋章……確かに騎士のもの」
「ありがとうございます。さてガヴィード隊長、任務に戻りますよ」
追い払えよアンジェー!!連れ去られちゃうぞ!!
「……私はここにいたい」
「隊長……!」
はっきりと自分の意思を告げたガヴィーにどうしたものかと困惑するルネサンスさん。あいや、違うな、ルネヴェントさん?……たぶんそれ。
「まぁ、ルミネントといったか。俺からの頼みだ。こいつはやっと自分がやりたいことを発見したんだよ。ここは見逃してくれや」
「イヴ猫隊長……」
零を擁護する猫の聖夜。かわいい。相変わらず仕草全部が可愛い。
「イヴ猫隊長、違うんですよ。この人自分の任務中に勝手に何も言わないままどっかいったんですよ。だからやめるとか言ってないんですよ?」
おおっとここで衝撃の一言!ガヴィーさんは任務ほったらかしたらしいです。まぁそりゃ怒られるわな……
「うんまぁそりゃ連れ帰るべきだな」
「……猫ちゃんひどい。……チラッ」
え、なに、零がこっちチラって見てきたぁ。正直顔かわいいのでドキッとするが何を求めてるんだ……いや多分、引き止めてほしいということだろう。
ちょっと考えてから僕は言った。
「じゃあさっさと任務終わらせて辞めればいいんですよ」
「やめられちゃ困るんですけど!!まぁ隊長がそれでいいのなら……」
「……一緒に行こうよケンさん」
え?……え?なに?なんつった?
「もちろんだとも!私たちはもはや仲間じゃないか!」
おいアンジェー、お前忘れてるようだが相手は剣技の達人だぁ。お前と同レベルなわけないだろぉ。
「一応僕から聞いておくけど、その任務って何さ」
「魔王幹部がでかい施設で人体実験してるらしいんです。そこの調査とさらわれた人の救出です」
おい僕はガヴィーに聞いてたんだが。
「さらわれた人?さらわれた人がいるのか?」
「なんでも、国が魔物と協力して、強大すぎる力を抑えるために立てた施設らしいですよ」
「強大すぎる力、ねぇ……」
「あくまで噂ですが、なんか目に関する能力らしいです」
「俄然興味が湧いてきた。おいケン、いくぞ!」
うっそやんぼく全っ全興味ないんだけど。
ってか魔王幹部って僕の仲間なんですけど一応!!
オールやオール




