休話2
「役は揃った!いざ尋常になんのアニメをぱくるかの議題出しだ!」
「はい!うたぷり!」
聖夜が提案を出した途端、真っ先に食いついたのは安倍さんだった。場所は俺んち。女子を家にあげたのでかなりテンパってます。
「私らき☆すたとか男子高校生の日常とか日常とかがいいと思います」
「まぁ作りやすいからね。マネは?」
「……かいじ?」
「いいけどね!?やってもいいんだけども!」
その後も人気の得ているマンガやラノベの名前が挙がった後、聖夜はついに決めた。
「Twitterに上がっていたFateのガキ使パロディ取り入れた6時間アニメを作るぞ!」
初っ端にしてはなかなか高難易度設定だった。
「というか脚本家は?」
「………………」
「おいせいや?まさか忘れてたとか言わねぇだろうな」
※忘れてた……
「なんか聞こえたいま!」
「まぁ宛があるにはあるんだ……でも代用になっちゃうかなぁ……」
「どんな人?」
「1!モノホン脚本家」
「いいじゃん!名前は?」
「お金がかかるので却下ですね」
「委員長の言う通り!それに比べて安倍といったら……」
名前を聞いただけでなんかディスられている安倍さんであった。
「2!埋もれてる新人小説家!」
「埋もれてる?売れてないの?」
「面白いんだけどな。なぜかまだ売れてないんだ……ちなみに名前は「しらいはらみれこ」ってんだ」
「……知らんな。大丈夫?」
「俺が言う。確実に面白くなる。こっちは俺のダチだから、金は不必要。だがまた作るって時に多分来れなくなるな」
「なんで?」
「人気が出るからだ」
「なんで分かるんですか?」
「俺の……ってかあいつの親友だからかな。まぁそんなことはどうでもいい。どっちにする?つっても一択だけどなもう」
「2で、次作るまでに探せばいいんじゃね?」
「ナイスアイデアだ!マネ!そうと決まれば早速作るぞ!まずはみせかーーじゃなかった、みれこ先生に確認だ!必ずOKするぞあいつは!」
電話をかける聖夜。その横には既にTwitterの四コマの部分の原画と動画を阿部さんがものすごいスピードで描いていた。ペンでかけるところは書いちゃおう作戦である。
「OK!みれこ先生一ヶ月以内に書くってよ!そのあいだ俺は委員長ちゃんにパソコン教えてるわ!」
「リョーカイです!お願いしますー」
それぞれが動き始めた。
……そして一人になる。
「おれひま!!!!」
「お前もこっちきてパソコンやんべ!」
結果だけいうと、俺は機械音痴だった。動画を撮っているので、ある程度は行けたのだが、専門分野に行くと全くついていけなかった。委員長さんはメキメキと上達していきましたとさ。
俺は結局、ゆーちゆーぶに動画を上げることぐらいしかやることがなかった。
しらいはらみれこ。漢字忘れました、みせかのペンネームですね。




