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ルルちゃん
「お姉ぇさんちゅうもーん」
「はいよー!ただいまー!」
「ルルちゃーん!こっちもー!」
「ルルちゃんいうなや!今行きまーす!」
ここは居酒屋。男達が酒飲みながらワイワイするところである。そんなうるさいところで働いている、この店の看板娘である私こと、ルルエッタ=リリエルはただいま大忙しである。
「あー……!やっぱりルルちゃんかわいいよぉ!ハァハァ」
「ちょっと!?この人酔っ払ってるわよ!?」
「お前飲みすぎだよ!」
「俺の嫁になれーーー!!えっへっへっへっ」
「いやお前妻子いるだろ……ほら、歩けるか?帰るぞ」
「あー……?いや!まだ残る!」
「またのお越しをお待ちしております」
「ルルちゃんひっでぇ!」
ちなみに、さっき酔っ払っていたのはエルフだ。めっちゃ珍しいよね……
私はこの店の店主の娘で、普通の人間の血を引いている。その為、力も弱いし、何しろ女子である。そんなか弱い女の子が居酒屋いていいのか?となるんじゃないかと思うんだけど、それは違うのよ。
私のお父さんマジで守護神。私を溺愛しすぎてんのよね……
だから、冒険とか絶対無理よ。むりむりむりむりかたつむりよ。
でも、この生活に満足してるかって言われると、そうでもないのよね……
……何かが足りないわ。人生って、そうゆうもんなのかしらね。
誰でしょうね。明日わかります。




