休話2
「えーまぁね!初コラボというわけで、気軽にマイクラでもしながら話し合いますか!」
チャットの奥で、モノホンのイヴさんの声がする。
「おおおおおおれは!感動しているぅぅうううう!」
「マネさん急にどうした!?」
「いやずっと憧れだったんですよ!こうして一緒にゲームするっていうのが!」
「え、でも俺以外にも結構オファー来てたよね?ヒカギンさんとか、キョーさんとかから」
「いやーそうなんですけどねー。でも俺ーはですね、ちょっと人見知りなところあってー」
「あーなるほど」
「でも、あれですよ。イヴさんならばもうね。大丈夫だわ」
「あ、嬉しい」
「イヴさんの動画見てるとモーほんとに凄くて!」
「え、でも俺まだ中学生よ?」
「いやもう、中学生の腕じゃあないですよ!そんなゲーマーな人とやれてめっちゃ嬉しいんですけど、俺の下手っぴな腕がねー、際立っちゃいますわー」
「いやそんなことないよ!しかも今回はね!クリエイティブモードですから!これなら気楽にできるでしょ?」
「もほんと!心づかいがモー」
「いやいやいやいや!!」
「モー参っちゃうね(アナゴさん)」
「唐突に出てきたね!」
…楽しい。
イヴさんとの会話はほんとに楽しかった。まるで、自分にお兄さんができたかのようだった。
二人で作ったでっかい家は、全世界へ配信し、誰でも遊べるようにした。
今日のことがきっかけで、イヴさんとの交流は、日に日に多くなっていき、お互いのことをかなり知るようになった。
そして、リアルでも会うことになった。
めっちゃ緊張したけど、彼は本当に中学生だった。ド派手な金髪に驚いたが、彼の方は俺が本当に中学生なのにびっくりしたらしい。
すごく充実した日々だ。ここが……この場所にたどり着くために頑張ってきたのだと、俺は思った。
「なぁマネよ」
「なんだイヴくん」
「俺だけの声優になってくれないか?」
「………………は?」
それは違った。
俺の人生は、まだ始まったばかりである。
まだ終わりませんよぉ!




