亡霊か!
この前、ゴブリンにやられた。普通に外歩いてたら急に棍棒で殴られた。理不尽極まりないホント。
今日はというとーーーーーーーー
「あ、やめて、僕お金無いですから、いやほんとマジで、無いですから、その、スネにケックしてくるのやめて、痛いから、地味に痛いから!」
たかられていた。
「せめて、1人ずつ、いやちょっと、後ろの方、ねぇ後ろの方、かかとで背中グリグリしないで、いや、グリグリ痛い!急に力強くしないで!」
もう僕帰りたい!でも、どうせ帰ってもすぐに魔王が来るんだよなぁ……。
なんで僕がこんな目にあってるかってゆうと、ゴブリンに目をつけられたからだ。だって前に襲われた時襲ってきた奴いるもん、ゴブリンの中に。ほんともう帰りたい。でも帰れない(これがイザナミか!)。
軽く頭の中がループし始めた時、目の前が赤くなり始めた。
「あれ?なんか、警告って書いてあるよ?ねぇ丙而?これ死ぬんじゃないの?僕ゴブリンの弱攻撃で死ぬんじゃないの?」
と、そこで傍観にはしった親友に助けを求める。何故こいつが傍観してっかってゆうと、普通にこいつ、役に立たないからである。攻撃?当たりません。特殊能力?ありません。
「お前、残り体力1にゃぞ?」
「………まじで?」
どうやら俺は瀕死の状態だという。やばい。本格的にやばい。
「かえりたい。現実に帰りたい」
「待つんだにゃまだ死んでないにゃ!」
も〜こんなの死んだも同然じゃないかぁ!あ、でもゴブリンたち、僕のこと殺す気なさそうです。なんか僕の周りをぐるぐるし始めた。ぐるぐるしている……!
と、そこで、ひとりのゴブリンが棒を持ってきた。僕は何も出来ない。今の僕はスペランカーの主人公並に弱い。……それやばくね?……なんで僕はスペランカーなんて知ってんだろ……
待って、ゴブリンたちが僕を棒にくくり付け始めたんだけど。ブタの丸焼きぃ〜。
じゃなくてやべぇ!
もう僕の頭おかしいよ!あ、待って、運ぶの?丁寧にね?丁寧にーーーーーーー
「おブッ」
ーユッサユッサユッサユッサユッサ
((''(人ω・)シェイクシェイク(・ω人)'')) ((''(人ω・)シェイクシェイク(・ω人)''))
僕は途中で吐いて気を失ったので、運ばれている道中のことは覚えてない……
気がつくとそこは檻の中だった。丙而、いない。…手錠。……足枷。………これは…っ!
もしかして僕、捕まった?
えぇ……まじで?
「おい、そこのアンタ!」
と、後ろから声がかけられる。亡霊か!?
「あんたも、魔王軍の手先に捕まったのか!?」
ちがったわ。やさ男だったわ。
「魔王軍?」
「あぁそうだ。あいつら、俺らを捕まえてなんかの生贄にするんだよきっと」
「えまって、ここってどこよ」
「それがわかったら苦労しねぇよ!俺も捕まったんだから!」
おお、そういえば同じ檻の中にいたな。
「これから何されるんだろぉなぁ、俺たち…」
いやさっき自分で言ってたやん、生贄にされるって。
ていうかさっきっから、こいつは何なの?単なる脇役?
「それよりも、だ。pj・〆☆#noh*@dtp>々+ap」
なんか急に意味不明なこと言い出した!この人怖い!
「なんて言ったの?」
「は!?お前シガーレットルト語も分かんねぇの!?内緒話はこの国の言葉って習わなかったのかよ!」
「何その国」
「シガーレットルトってのは、唯一モンスター共が襲ってこない、安全な街なんだ。ほかの言葉はモンスター共が分かっちゃうから、この国の言葉で秘密の会話をするんだよ!」
「へ〜。ちなみに、なんて言ったの?」
「あぁ。それはだな……」
と、そこで彼はあたりをキョロキョロ見回す。
「ここから脱出する方法があるってことだ」
ほぇ〜すごいなこの人。もう脱出のことまで考えてんだ。僕なんかどうやって寝よっかなぁ〜って思ってたところだよ。
でもこれは使えるな。僕の脱出に。
「すいませーんここの人が脱出しようぜとか言ってまーす!!」
「こいつ即刻でばらしやがったぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
いや、だってここから脱出したにしても、そこからどうするの?って話だし、僕の弱さだと脱出中にリタイアしそうだ。だって残り体力1だもん!!
すると僕の声を聞いたのか、ちょっと離れたところに立っていた門番のモンスターが駆けつけて、僕のことを掴んでいた名も知らぬ男を連れていく。
「てんめ覚えてろよぉ!ぜってぇぶっ殺す!後で必ずぶっ殺すからなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
彼はそう叫びながら連れ去られていった。




