カインさん(出落ちキャ(殴
一年がたった……。いつの間にか、異世界に来て一年がたった……。感覚的には二日ぐらいなのに、一年もたつってどうゆうこと……?
だがそのおかげか、この世界の万国共通語は理解できたぜ!現実で言うところの英語みたいなもんだ。いやめっちゃ難しかった。文字も通じないから、身振り手振りでいろいろなことを教えてくれたカインさんに感謝。あ、カインさんってのは僕を家に入れてくれた人。カインさん、激つよでした……。魔道騎士団?っていう、めちゃめちゃ強い人たちが集まるところの幹部らしいです。激つよ。
僕はこの人に剣技も教えてもらった。いやつよい。ホンっと強かった。僕なんか全然剣に追いつけなかった。
「そろそろお前に様々な言葉を教えたいな」
「僕はそれよりも、なんでぼくがカインさんの家にいるのかが知りたいですよ」
この会話は朝食をとるときに必ずされる会話となった。しかしそれも今日までかもしれない。
「お前がこの家に来て、何年だ」
「もう一年ですよ」
「まじか。じゃあ頃合いかもなぁ」
カインさんはそういうと、水を飲んで一息つく。
「お前さんの名前……確か健一だったな」
「はい」
「この名前……聞き覚えがある。はるか昔、古のドラゴンを葬った者の名前が――――」
「うそでしょ」
「ちっ」
この人は、結構真面目な話をするとき、必ずウソをつく癖がある。面白がってんだ。
「あのなぁ、よく考えてみ?遠征中に規制を聞いて駆け付けたらすっぽんぽんの男いましたって、そいつどう考えても変態じゃん」
「うっ」
「でもなんもしてないっぽいし、裸になってるのだって賊にはがれたのかもしれない。でもいに不明な言葉でしゃべるから、どうしたもんかと考えた。で結局、その場にいた最高責任者である俺が引き取ったってとこだよ」
なるほど、僕の考えてたこととほぼ一緒ってとこなのか。
「つーかよー、俺が知りたいのはなんであんなところに裸でいたんだってことだよ。なんか意味分からん黒霧もいたし」
黒霧というのは、どうやら丙而のことらしい。この世界にはあーゆう現象が起こるとかなんたらカンタラと言っていた。
「いえねぇっす」
「おめぇはいっつもそうだなぁ~。だからいつまでも俺の家にいることになるんだ」
俺がい世界から来たってことは一応秘密にしている。なんとなく一応。
「ま、いいわ。あ、俺さ、今日から数日間いねぇから」
「え?どっか行くんすか?」
「あぁ。ちょっと言えないところ」
どこだよ。
「ってことで、また家に監禁生活で~す」
「外に見張りたてるだけでしょ」
「はははっ、まぁな。じゃ、それじゃな」
そう言ってカインさんは出かけて行った。
カインさんが帰ってくることはなかった。
出落ちキャ(殴




