始動!
「いてっ!?」
頭の痛みで目が覚めた。どうやら僕は頭をどこかにぶったようだ。しかしそんなことは、目の前の光景を見てしまえば一瞬で忘れてしまうだろう。
それほどまでに、草原が広がっていた。
「ここが……異世界か……!」
そこまで言って僕はハッとした。記憶を……無くしていない…っ!
「それはあれだにゃ!」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁお!!」
「なんにゃ!?」
突然肩に現れたその生き物が………いや、これは生き物なのか?
「丙而…なのか?」
「そうにゃ!」
「お前それ…」
「なんにゃ?」
丙而は異世界で、黒いもやもやの何かになっていた。喋ってんだから、知能はありそうだが、なんせ視認出来るものが目しかない。
「ってかちょっと待て」
僕は気づいてしまった。
「僕の衣服どこいったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
僕がスッポンポンなことに。下着も、腕時計すらない。完全に生まれまんまの姿だ。
「ねぇなんで丙而!僕の衣服は!?」
「知らんにゃ。早速イレギュラー発生だにゃ」
「早速ってなに!?これからずっと起こるの!?」
「万が一の時があったら、俺が必ずみんな助ける」
いやお前、いいふうに言ってるけど、お前の今の姿鏡で見てみ?笑えるぞ?
「と、とにかくどこかの家に匿ってもらわないと!いざとなったらこいつを捨ててでも…」
「おい、今なんつったにゃ」
僕がこれからのことを考えていると、それは突然やってきた。
「so_ve:〆%*tsy"¥:=keio々:%:nvnjr÷%:.!!!」
「ファッ?」
なんかよくわかんない感じの発音でよくわからん言葉を浴びせられたぞ。しかも横の某科学者がやばいやばい言ってるぞ。こりゃ詰んだな。じゃなくて!
囲まれたー!明らかに警察っぽいやつに囲まれたー!!
「vn→〒inlg_rvt¥=÷|ybfr#lg・|:|々cme*€nxla!?」
「いや、あのー、すみません」
「!? lg$#ec・〆*^lt.!!」
あ、あれ、これってもしかして……
言葉、通じてない?
「詰んだにゃ」
あ、これだめだ。科学者の方向いたら泣きながら俺に言ってきた。こいつなら異世界語分かるんじゃね?って思ったけど、ダメそうだわ。
ということで、異世界に呼ばれた瞬間捕まりました。おしまい。
………あれー?終わってねぇー?
異世界お呼ばれちーレム俺TUEEEE!!!
今回の異世界お呼ばれちーレム俺TUEEEEのテーマとしては、ガチゼロからのスタートです!衣服なし!所持金なし!持ち物なし!知識なし!言語伝わらん!文字も伝わらん!丙而がいるけど、おまけで付いてきたようなもんですからね、なにか分かっても、ケンには話さないと思います。
という訳で、ガチゼロからのスタートです!楽しんでね〜




