メタ
「なぁ」
いきなり目の前の生徒がこう切り出してきた。
「どしたの聖夜」
「最近、異世界呼ばれ系小説、はやってるよな」
「そうね。何故かは知らんが流行っているね」
……あれー?今聖夜僕に話しかけてたよねー?なんか看世化入ってきたよー?
「ありゃ何でだ。そんなに俺TUEEEEが好きなのか」
「さぁね。少なくとも、世間はそうなんじゃないの?私はやだね」
「だよなぁ!?やっぱ俺TUEEEEはつまらないもんな……」
完全においてけぼりである。
「ね、ねぇ。俺TUEEEEって……何?」
「「《゜Д゜》」」
「え、何その顔。ねぇ何その顔!?」
「お、おまおまおま、おまえ……。前貸した本は呼んだか?」
「あー、あの、ソードアートオンラインって奴。うん、読んだよ?」
「なら話が早いわ。俺TUEEEEってのは、ああゆうのを言うのよ!」
「……はい?」
「ばっきゃろう!!!!!!」
突然聖夜が切れた。
「本当の俺TUEEEEは異世界はスマートフォンと共にだろうがっ!!」
「けんがそんな物知ってるわけないでしょう!?第一アレは……ぶっちゃけアレよ!」
「言う!?そうゆうこと普通言う!?アレとか言ってるけど、完全に言おうとしてること分かっちゃったからな!?」
「二人とも落ち着いて〜!」
ふたりがヒートアップしたのを止めた僕。なおも言い合いが続く。
「ったく、修学旅行の時もお前そんなんだったよな」
…………あれ?
「ちょ、修学旅行のことは忘れてって言ったじゃん!」
「忘れるわけねぇだろぉがあんなもん見せられて!ケン、お前も覚えているよなぁ!」
「………おい聖夜。お前何を言っている?」
「あ?どうしたケン。こいつが修学旅行でーーー」
「ちょっ!?イヴ!?」
「イヴはやめろこの変態」
「へへへへ、変態じゃないしぃ!?アレは夜宙のせいでもあるしぃ!?」
「そうだとしても裸のまま廊下出ようとしただろうが!その時点でじゅーぶん変態ですからぁ〜!!」
「あーーーーー!!!言わないでぇぇぇぇぇぇ!!!」
「おい……ちょっと待てよ……」
「ちっ、なんだよケンーーヒッ!」
「ちょ、アンタ、顔やばいわよ!?」
多分俺の顔は青くなっている。そんな気がする。ただ、そんなことはどうでもいい。
「修学旅行……だと???」
「お、おう……そうだよ、お前もいたじゃん」
「みんなでタイムスリップしたでしょ…?」
……なんてこった。いや、記憶はある。確かに僕は修学旅行に行った。ただ、そうゆうことが言いたいんじゃない。そうじゃない。
「お前ら、この小説に修学旅行の話一つでもあったかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?!?」
「え…?いや、何言ってんだよ……あるに決まってんだろ……なぁ?作者さんよぉ」
聖夜は唐突に上に向かって話しかけていた。
「……ウソでしょ?今1話から確認してきたわ。でも、無いよ……?」
「!? 見、見せてくれ!」
聖夜はみせかのスマホでその小説を読む。
「ほ、本当だ……ない……!!」
聖夜は舌打ちをした後、再び天に向かって叫んだ。
「おいどうゆう事だよ作者ぁ!修学旅行っつったら、日常系ラノベで、一番重要だろぅが!」
天からの答えはない。
「おいなんとか言えよ!いいのかぁ?登場人物がメタ発言してるぞいいのかぁ!」
天からの答えは…ない。
「クソ!どうゆうこった!」
「聖夜……」
「私は、そんな気がしてたわ」
『夜宙!!』
夜宙登場!
「俺っちもニャ」
『へー』
「ちょっと態度ちがすぎじゃニャいか!?」
「具体的には、みせかの誕生日を祝ったところかしらね」
「最近の話じゃん。ほんとなの?夜宙」
「ええ。だっていつの間にか五月だったのが七月になったもの!」
「そ、そういえば確かに!」
「そういえばってお前、気づいてなかったのかよ…」
どうやら気づいてなかったのは僕だけらしい。
「私たちの学校は入学早々六月に修学旅行をやってのけるわ。近所に中学校が少ないから、目新しい人なんていないのよ」
おぉ、そう言えばなんかこのクラス知ってる人ばかりだなぁと思ったよ。
「だけど季節はもう七月!答えはもうわかるわよね?」
「修学旅行が、抜けてる…っ!?」
「そう!そうなのよ」
夜宙はそう答える。っていうかさっきから発言したがってる丙而をなんとかしろや。
「でも何で……」
「それはねケン。答えてくれるわ」
そう言って上を向く夜宙。…ま、まさか!?
「ってことだ。もう逃げられないぞ??」
聖夜が威圧をかける。
※………………………………
「むっ。出てきたニャね」
何かを察知した丙而!
※つ、続きは……っ!
『?』
※後書きにて………
『舐めんなっ!!!!』
ボクラのココロが一致する。そんな夏が、始まろうとしていた。
「第一回!天野星を吊るし上げる裁判!」
やめろおおおおおおおお!離せぇぇぇぇぇぇ!!
「コラッ、暴れないでちょうだい!」
あ、ハイ。
「こ、こいつ、相手が夜宙だから超弱気だぞ!きっと怖いんだよ!」
「いや、裁判長。あれは確実に惚れてる女に対しての態度です。どうやら天野の推しは夜宙だと言えます」
「ほほう。なるほど…」
西丘君も好きだよ!!
「んなっ!?何を言っているんだあんたは!」
「かな子は渡さん」
「ちょ、丙而!?だ、誰かー!丙而止めてぇぇぇ!!」
「あーもう、静粛に!せ い し ゅ く に!!」
どうやらカオスだね。逃げるチャンスだ!
「逃がさない……っ!」
!?あ、あなたは……
「この扉、敗るには姫を倒す。ね?簡単」
「捕まえた!聖夜〜、こいつどうすればいい〜?」
「椅子持ってきて縛りつけろ!」
「アイアイサー!裁判長の命令だよ!」
「じっとしてなさい」
あ、ハイ
「夜宙に激弱だな作者!」
うっさいモブだな…
「一応主人公なんですけど僕!」
「かな子は渡さんにゃよ」
「丙而…。何度も言っているだろう。その気持ちには答えられないと……」
「それでも俺はお前を愛し続ける。この命、捧げてでも」
「丙而……」
「あのさぁ!まだ本編で書かれてない関係性出すのはやめて!?あと姫っちはまだキャラすら固まってないからね!?」
聖夜さんそれ内緒!マジで内緒!
「縛り付けたよ!」
「よし!じゃあこれから裁判を始める!」
冤罪だ!
「うっせぇぇぇええ!じゃあ何で修学旅行編無かったんだよ!」
秘書が全部やりました
「うっせぇぇぇええ!ちゃんと被害者いるんだぞ!修学旅行開けたら出そうと思ってた先生キャラ!!」
な、何故それを!
「おかえさんの生まれ変わりのーーー」
いやいやいやいや!まって!!口走るのはまだ早いよ!誰が修学旅行書かないって言ったよ!
「じゃあ何で修学旅行無かったんだよ!あとから書くにしたって、番外編になるだろうがっ!」
いやぁ、あの、ですね。えっとー、アレですよ。アレ。
「あれじゃ分かんねぇぇぇよぉぉぉぉぉ!!」
「裁判長!」
「なんだモブ!!」
「埒が明かないので黙秘するたびこれから出す予定のキャラをこの場に出すのはどうでしょう!」
「ナイスアイディアだ健一!」
ちょ、お前ら!?何言ってんの!?
「じゃあまずこの方だな。ブローディナ・ミナぁ〜!」
「なんだここは。なぜ私は呼ばれた」
「ヒッ!ミナ…ちゃん」
「おい、そこにいるのは我が従兄弟けーーー」
わー!わー!わー!わー!
「なんだあの気色悪い生き物のようなものは。おい従兄弟。どうなってる」
「ぼ、僕にもちょっと……」
「使えんヤツだ」
「ヒッ……!」
聖夜さん。……マジ勘弁して。言うから。言うからさぁ。
「次!むらいさん!」
え、その人よんじゃう!?
「……おや?ここは……あ、どうも作者さん」
あ、どうもじゃなくてぇ!わかった言うから!素直に面倒くさかったんですー!修学旅行の事書いたって、特に進展とかないしぃ!修学旅行より書きたい話が山もりだったしぃ!どうせ!?わたしなんて!?書くのが!?遅いんだし!?期待もされてないし!?読んでくれてる人もいないじゃないっすかぁ!
「うっせぇぇぇええ!」
「なんか可哀想になってきた……」
「そうですか?従兄弟。私には滑稽に思えます」
「まぁまぁ皆さん。落ち着いてコーヒーでも飲みましょう」
「マスター、じゃなくて村井さん。黙っといてください」
「酷いねかな子君……!!」
「そんなかな子も好きにゃ」
「姫はどうすればいいのでしょうか…!はぅわわ、みなさん落ち着いてぇ…!」
「ねぇみせか。同じ小説家として、あいつの事どう思う?」
「人間としてきもい」
ぬぅあはっ!
「あ、倒れた」
「椅子ごと倒れたね」
……この世界にまともな奴はいないのか……!!
「罪状、書く書く詐欺。判決、1週間連続投稿」
そ、そんなッ!?
「いや、やれよ!!ホントは言わなくてもやるもんだぞ!?夜宙も言ってやれ!」
「え?あ、はいはい。頑張ったらチューしてあげるわ」
\( ‘ω’)/ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!\( ‘ω’)/ウオオアアアアアア「あ、やっぱなしで」アアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!\( ‘ω’)/ウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアーッッッッッッッッッッッッッッ!!
「じゃ、そういうことでいいな?」
俺、頑張るッスううううううう!!




