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本番

『7月7日、今日のニュースをお送りしますーーー』

7月7日。私の誕生日の誕生日である。漫画家たるもの、自分の誕生日は面白くしたい。しかし、しかぁしだ!


自分から「今日私の誕生日!」って言ったら、なぁんかそれは違うじゃぁぁぁん!だから言わん。私からは言わん。っていうか、言わなくても祝ってくれるはずだ。しかも、結構斜め上から。


ということで、毎回あいつらは斜め上な祝い方をするが、今回は動揺しない。ぜったいしなぁい!

「ドンと来いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「な、何いきなりどうしたのみせか!?」

「あ、いや何でもにゃい」

私がいきなり叫ぶと、隣の幼馴染みはめっちゃ驚く。

「ところで、夜宙さぁん。今日、なんか、いつもと違くなぁい?」

「ふっふっふっ、分かってるわよ」

おぉ、さすが幼馴染み。分かってくれるかぁ。

「今日、七夕でしょう!」

…………………………。

「…夜宙は時々天然入るからなぁ。まぁそこが可愛いんだけどね!」

むぎゅーーーっと夜宙に抱きつくと、抱きつかれた衝撃か、思い出したように夜宙が言う。

「七夕!7月7日!みせかの誕生日!」

「そう!」

思い出してくれたようだ。…しかし何だ。夜宙がこれだと、奴らはもう忘れてんじゃないか?

「男子、祝ってくれるかなぁ…」

「……む、むずかしいわね」

まじか。

「とにかくみせか。誕生日、おめでとう!」

「や、やそらちゃん…!!」

やばい泣きそうこの子ええ子!


そんな会話をしながら通学路を歩く。


ていうか男子たちがいない。いつもならそこら辺から飛び出してくるんだけどなぁ。車に乗っていると速すぎて飛び出してこないけどってこれポケゴーだわ。

「あ、みせか、おはよ〜…ふわぁあぁ…」

あ!野生の健一が飛び出してきた!

「け、健一〜!今日なんの日かわかるぅ〜?」

「……?うーむ…」

…え、マジで?

「おいーっす」

「あ、聖夜、今日なんの日だっけ」

「おいまじかお前。ちょっとこっち来いや」

突然現れた聖夜に助けを求めたと思ったら、そのまま捕まる健一。

「おま……今日は……」

「あぁー!はいはい整いま…た整…ました!」

ゴニョゴニョ話していて途切れ途切れにしか聞こえない。

「頼むから……大丈夫……」

「作戦……」

ピクッ


今作戦って言った!


やはりなにかする気だな!ワクワク!

「あー!僕用事アッタンダヨォー!イカナキャー!」

うわぁー、白々しぃー(ニヤニヤ)

「じゃ、そういことだから、僕らは先に行ってるね!」

「あ、うーん!(ニヤニヤ)」

今から楽しみである。どんなふうにぶち壊してやろうか。


ーキーンコーンカーンコーンー


…………………………………………………………。


あ、あっれぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?


昼休みだよぉ!?気づいたら昼休みだよぉ!?十分休みにへいじにもれいにも聞いたけど、なんか知ってなさそうな顔してたよぉ!?へいじになんか、「私、実は作戦知ってるんだ」って言って揺さぶったけど、ノーリアクションだったよぉ!?

あ、でもなんか動いてんのは感じるのよ。でもことごとく失敗してる感じがするのよ。あいつら影でなんかやってんなぁってのは分かる。でも結局してこないってこれどういうことぉ!?


あ、分かったわ。スケット・ダ〇ス風ね。あ〜はいはい整いました整いました。


そうなると来るタイミングね。来た時に「あ、ごめん今日用事あるわァ」みたいな事を言えばいいのよ!

( ´,_ゝ`)クックック・・・( ´∀`)ハハハハハ・・・( ゜∀゜)ハァーハッハッハッハァ!!


「おめでとうみせか!」

いきなり来たぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!

高笑いしてたら急に後ろから健一来たよ!ビックリしますからやめてクリ……!ほら言葉遣いおかしくなったぁ!

あせるなみせかくん。焦らず、いうことは言おう。

「あ、ごめぇん、今日用事ーーー」

「いのぱに3巻発売おめでとう!」

「(゜Д゜)」

ファッ…?

「い、いやいや健一くん。ほら、もっとほかに言うことあるんじゃないかい?ほら、今日なんかあったよね?言うセリフ間違ってない?」

悩む健一。…悩むの!?

「あっ!」

おっ。(ワクワク)

「……なんだっけ」

「(´;ω;`)」

「あ!けん!ちょ、おま、何シテンノ!?」

健一はそのまま聖夜に引っ張られていく。

私は、ただ呆然と見守ることしか出来なかった。


帰宅時。

「それで?祝ってもらったの?」

隣の幼馴染みは言う。

「まだだよぉ〜。やっぱりあいつ忘れてるって!」

と言いつつも、これからなんだろ?という気持ちがある。

「そんなことないわよみせかぁ。きっと帰ったら家の中にいるわよ〜」

「え〜?ww」

はい。そうなることを願ってます。というか、そんな気がします。

「ほら、着いたわよ。開けてみなさいよ〜ww」

「え〜、いないよきっと〜ww」

はい。嘘です。多分います。

「ほら、いないじゃん〜」

そう言いながらドアを開ける。ドアを……開ける………


開けた先には、誰ひとりとしていなかった。


「「…………」」

………………。

「……じゃ、私はこれで…っ!」

そう言われ、私は一人になった。

「ふ……ふふ……っ!」

乾いた笑いが我が家に響く。絶望?いやいや。

「私は諦めんぞおおおおおおおお!!」

そうだ、きっと家に帰り、油断したところを襲うんだよ。きっとそうだ。いや絶対にそうだ!

だいじょぶ。きっと祝ってくれるはずだ!!


そうして、待つこと三時間。


家に来たのは両親でした。


………………………………。


ちっくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!



ー翌日ー


終わった。私の誕生日、終わった。………。


終わったぁぁぁ…………っ!

もういいや。今日学校だけどサボろっかな。いや待てよ。今日が7月7日かもしれん。

『7月8日、今日のニュースはーーー』

終わった…っ!ガチ終わった…っ!

あ、私の中でなん吹っ切れたわ。もういいや。学校行くわ。めんどいけど行くわ。もういいや。

投稿中誰にも会わなかったけど、気にしないわ。もういいや。なんでもいいや。

そう思い教室のドアを開けた瞬間ーーー


「「「「「「みせか誕生日、おめでとう!」」」」」」


祝られた。


………ふぁ?


………………………………………………………ふぁ?


「はい、という訳でね!ドッキリ大成功ですよ!健一サァン」

「……あの顔が見たかった」

「いい顔してるにゃ〜!」

「………………はい?」

まって。………まって?

「私の誕生日、昨日だよ!?なんで一日遅れでーーー」

「いや〜大変だった!なんせテレビ局にも協力してもらったんだから」

「……大金を支払った」

「…ふぇえぇぇ?」

もう私、泣きそうなんだけど。何、どうなってんの?新手のいじめ?

「状況が飲み込めてないみせかに、このニュースを」

「…ん?なになに、今日は七夕、みなさんは何をお願いしますか…ってこれ、昨日のニュースじゃない」

「……右上」

「ん?なになに、live………?」

ん?live?live??ん?ら、live!?live!?!?

「らいぶぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!?!?!?!?!?!?」

「そう!live!!」

「liveってあのlive!?なう!?なうたいむ!?」

……いや、待て待て。録画予約って点も…いや、そンなことしてなんのメリットがある?

「でも、今日のにゅーすが…」

「いったでしょ?テレビ局にーーー」

「要請したの!?嘘つけって!?」

「念には念を入れて、俺らも昨日が七夕だと信じ込ませる催眠をかけたんだぜ」

「……いざとなったら、誕生日と作戦のことを忘れる」

「こいつなんか、すごい危なかったぜ」

「僕のことかぁ!」

え?じゃあなに?今日のために?何日も前から?一日早い授業を受けさせられてたってわけ?

「実は今週は、金土が休みだったんだよ。で、それを利用したんだ」

やばい、目が回ってきた。

「授業もずらしたしな」

「……過去最高にめんどかった」

「やりがいがあったにゃ〜」

脳が……追いつかん………。

「まぁ何だ。あれだよ。ほら、けん」

「はいはい……。えぇとですね。そのですね、あの〜……アレですよ」

何かを言おうとモジモジしている健一。

やがて、決心したように告げる。


「忘れてないよ」


「おめでとう!みせか!」

「おめでとうにゃ」

「……おめでとう」

…………ちくしょう。

……なんだよ。

……………ちくしょう……っ!


涙が………止まらないじゃないの………っ!


「じゃ、みんな!せ〜のっ!」


『誕生日、おめでとう!Happy Birthdayみせか!』

「くっそぉお前らみんな好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

今年は最高の誕生日になった…っ!その後は赤い髪の女性が運んできたケーキをクラスみんなで食べた。赤い髪の女性は「出れたけど、なんでこんなおまけ扱いされてるのよ…っ!」とかって呟いていた。


何はともあれ、おめでとうみせか!

おこのみやきという名前をつけたに関わらず、なんと忘れていた作者。(漢字も忘れた)何に使うのかも忘れるという自体になる。

「ちょっと待て、あんた今なんつった?」

という訳で、ちょこっとしか出なかったおこのさんで〜す。

「今何に使うのか忘れてたっつったわよね。ねぇ、いったよね!?」

チッ

「今舌打ちしたっ!?」

まだ本編書いてねぇんだよ?今から登場シーン消していいんだよ?

「待て今本編書いてないっていたよね!?」

あ、そう言えばTwitter名変えたので注意。中ニおっさんになりました。フォローよろしく!

「聞いてねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」

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