研究所1
「にゃんにゃかにゃーん!」
丙而に連れられたまま、町をうろちょろしてたらなんか空き地に出た。
「ここが研究室にゃー!」
「……倉庫じゃん」
「倉庫にゃー!」
「狭いよね!?畳一枚分ぐらいしかないよね!?」
そう、その空き地の角にちょこんと立っているその倉庫。
「これが研究室?」
「まぁまぁ、入るにゃー!あ、入ると危険をつけるにゃー!」
「え?どうい―――え!?消えた!?」
丙而が、ガラッと開けて踏み出すと、ひゅっと消えてしまった。
「はやく入るにゃー!」
下の方から声が聞こえる。床、あるよな?うん。ちゃんとある。じゃあなんで下から丙而の声がするんだっ!くっそ、この床になんか秘密があんだろぉなぁ。
「だぁ~、もう!入ればいいんだろ入れば!」
ジャンプ!した瞬間すたっと落ちた。……ん?なんか暗い?おそるおそる目を開ける。
「ここが研究室にゃー!」
狭い倉庫とは真逆の、だだっ広いところに来ていた。ちょっと上を見てみる。
「…ったっけぇ……!!」
「ほら、さっさとそこからどけるにゃー。また上に戻っちゃうにゃー!」
「あ、ああ……。あ、もしかしてワープしたのか?」
「そうにゃー!」
「じょ、常識じゃねぇ」
「常識なんて、この世界に、人という概念が、生まれたときに、なくなっている にゃ!」
「カッケぇ―こと言うなぁって思ったら婚偽常の曲じゃねぇか!」
「さぁ、行くにゃー!」
「えー?もー、話聞いてないなお前ー」
仕方なく付いていく。
「はい。次ここに来た時困らないように、会員登録しとくにゃー!」
「え?金とんの?」
「しないにゃ!?」
「はいはい。これでいいのか?」
「そうニャ!で、これをここにピッっとすると入れるにゃ」
「あ、あざっす。ってか、不用心じゃねお前の所」
「普通の人にやら、あんなところに入りたがらにゃいにゃー!」
※なんか、書いてるとだんだんりんちゃんの声に聞こえてくるから不思議である。
「誰がりんちゃんにゃ!」
「今のって作者だよな……?危険すぎないかちょっと……」
「さっさと中に入るにゃ」
「それでもにゃをつけるのをやめないか」
「なんかもう、普通に出るようになったにゃ。慣れって怖いにゃー」
「へー。で、あれはなんだ?」
「あれかー。まぁーいやでも目に入るよにゃー」
僕らが言っている、それとは。
「二号機だよな」
「二号機にゃ」
「アスカは?」
「いないにゃ」
「なんであんの?」
「作ったにゃ」
「使徒は!?」
「いないにゃ」
「どうやって作ったし!!」
「アニメに疎いのに、よく知ってるにゃー……」
まぁな。あのアニメがやっていたのが、ちょうど僕が子供の時だったからなぁ。
「俺っちは……俺は、あのアニメを見てカルチャーショックを起こしたんだ……」
………おお、久々に、にゃをつけない丙而を見れた。こりゃ運がいいな。
そろそろママンが帰ってくる!いそいでおわるぞっ!しゅばっ!




