休話
「おねしゃす!カナさん!」
部下からの報告書には、だれだれと喧嘩しただの、どこの誰がうざかったとか、そのような幼稚なことしか書いていなかった。
「やりなおし」
「ぐ……っ」
まぁ、報告書が数えられるぐらいしかない時点で、もうOUTなんだが、一応目を通すのは、上司の役目だろう。
「どこが……ダメだったんですか……?」
「いっつも言ってんじゃん、僕。人は出身地や趣味、家の場所、家族構成、愛人の有無、血液型……。その人がどんな人なのかを具体的に。それと、ノルマは終わったの?そういう事もちゃんと書いてよ」
「数日前までの報告書で、言われ無かったんで……」
「何?僕のやり方に文句あんの?じゃあかかって来いよ。此処じゃそうして上に上がるんだろ?」
「いや、其は……」
「言い分けかい?君の言い訳は聞き飽きたよ。これじゃあ小島の奴の方が使えるよ。今の世の中、力だけじゃ生きて行けないんだよ。判る?」
「いやまぁ其は」
「判るかっつってんの」
「わかります!」
「……はぁ、もう一回だけチャンスをあげるから、早く終わらせろよ。お前だけだかんな?やるき出せ」
「すいません!」
「もう帰れ、大黒」
「はい!失礼します!」
ふぅ、今のところ任務通りに進んでいるな。
「失礼する」
「……何だ、福井君か」
「カナ君、君には多大な権利をあげよう」
「吹っ飛び過ぎだな。何があったんだ?」
「世改信和という名は知っているかな?」
「……はぁ、まぁ」
バリバリ知っている。うちの会社が追っている、日本のSランク組織の一つである。
「君はそのボスを、知らずのうちに追い詰めていたんだ。だから、権利を、あげようと思ったんだけどね」
「?」
「ボスに相談したら、君は危険だと言われた。なので、ここで死んでもらう」
あれー……?僕なんかやらかしたっけなぁ?ってか銃向けられてんのに、僕、結構冷静だなぁ。……慣れちゃったんだなぁ……。
「じゃあな」
―ぱーん!ひょい。ガシャ―――ン‼‼‼―
「バカなッ!?避けただと……っ!?」
だって目の前で撃たれてんだよ?そりゃよけるわ。
「僕を殺したいなら君の言うボスを呼んでくるんだな」
「ひっ……!」
そういうとすたこらと逃げてしまった。ドアが閉まると、すぐさま僕は電話した。
「あー、もしもし?なんかばれちゃった。……あー、そうね、多分ボスは頭いいと思う。…あぁ。…あぁ。…そう、援軍。あぁ、頼んだ。多分あれは結構強いと思う。あい、あい……。んじゃ」
電話を切った僕の席の後ろは、先ほどの銃のせいで、ガラスの破片が飛び散っている。僕は今から、なにが悪かったかを考えよう。
昔の私の書いた小説を読んでみた。どうやら昔は前書きも書いていた様子。なるほど、つまらん。ってか一番気になったのは、私の年齢が140歳ってところ。いやいやいや!ありえんから!!バカなのか私は!!年寄りじゃねぇか!!
はい。ってことで帰りましょう!では!シュビシュバシュビッ!!
やめて―――‼‼‼‼‼カッターを投げないで―――‼‼‼(←なつかしい)




