望み
さて。これからどうしようか。
「いや待ってくれ」
どうしようか、とかでは無い。今はこうゆうことがしたいという事態ではない。
「千葉さん、こうゆうときの場合、俺の住民票とかってどうなるんですか?今俺1人宅なんですけど、あのマンション変えた方がいいんですかね」
そう。つまり。
俺女の子になっちゃった代わりに人権なくなっちゃった!!
なくなった訳では無いが、このままだと不法入国者と間違われてもおかしくない。なぜなら存在しなかった人物がいつの間にかいるのだから。
まだ、引きこもってるニートが女になったなら分かる。しかし俺はたった今新人賞を受賞してしまい、そのお金を銀行に入れたいも思っている。
しかしこのままでは俺にお金は入らない!なぜなら俺は女になったから!!
なんてことだ!!お金がなければ俺の計画も全て頓挫してしまう!
「千葉さん!これかなりまずい状況ですよ!直ぐに俺の親のところ行きましょうよ!」
「う、うん。あのー先生。こんな状況で言うのもあれなんですけど」
「?なんすか!早くしないと!」
「もっと女の子らしくできないんすか」
親に相談した結果、新しく住民票などを作ることにした。なんと俺は父さんの隠し子という設定なった。なんてことだ。不倫してたのか。
しかし、親にあんな目で見られたのは初めてだ。男の目って、あんなにはっきり分かるんだな。まだ親だったからまだしも、これがナンパにもされるんだなと思うと気が滅入る。
しかしこれで受賞のお金は私の銀行に入ってくる。出版社がそのようにしてくれたようだ。
一応マンションの方は引っ越して、新しい生活が始まった。
お金も手に入れた。
望む体も手に入れた。
あとは俺の願いを叶えるだけだ。
そう。
俺の願いとは。
美少女バーチャルユーチューバーになる事だ!!!!!




