夢の始まり
......人は夢を見る......
......そして忘れる......
......これは..その幸福と恐怖が狂った少女の物語。
全てが狂ったこの世界の一つの調和の物語.....
-何処か見知れぬ城の内部-
...っ!!都が燃えてる!?これじゃあの人達も....
???「ようやく見つけたぜ。なあ、お嬢ちゃん?」
....こいつがオウガ·ゼルセティス...
オウガ「どうした?アルティリア·エリストリィーナさんよ。怖くて声もでないか」
アルティリア「違う!!私がこの都を...」
オウガ「全く...この状況を見てものを言え。都が燃え、城はいつ崩れるか分からない、そして戦力も残るはあんただけだ。確かにあんたは強かったけどな、多勢に無勢一人じゃ何も出来まい」
アルティリア「っ!?」
オウガ「まだ避ける気力が残ってたか、まあいいさ好きにしろ。それにここはバルコニーだ逃げるなら飛び降りるしかないしな。」
アルティリア「私はまだ死ぬわけにはいかない!!」
.....調和されたもの崩すのは容易い.....
.....だが混沌としたものを調和するのは難しい。
だからこそ彼女は待ち望んだ"鍵"の存在を......




