表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
872/1080

宮川の少将の暴走は続く

 御徒町の樹里は都で並ぶ者のない美人で、光源氏の君の血を引く由緒正しき家柄です。


 宮川の少将は互いに見つめ合う慶一郎とまどかを見ても、まだ夢から覚めません。


(まどか様は、右府様に騙されておいでなのだ。救えるのは私しかいない)


 かなり危険な状況だと思う地の文です。


「お邪魔致しました」


 少将は慶一郎に愛想笑いをし、邸を去りました。


(ここは一旦引き下がり、夜になったら、まどか様をお救いしよう)


 更に危ない事を考える少将です。脳波の検査をしてもらった方がいいと思う地の文です。


「のうはとは何じゃ!?」


 意味がわからない事を言う地の文に切れる少将です。


(まどか様、必ずお助け致します)


 少将は救い出されて感謝するまどかを妄想し、気持ちの悪い笑みを浮かべました。


 周囲の人達がドン引きしたのは言うまでもありません。


 


 茜は御所へと走り、少将の様子がおかしい事を左京に告げました。


「宮川殿にも困ったものだ」


 左京は腕組みをしました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ